気療者は強烈な個性の持ち主であり、人間の身体にある自然治癒力の存在を知っているので、まず被気療者にそのことを認識させます。
心身は快方に向かっている。大丈夫安心して下さいと力強く激励します。良くなっているという強い認識を持たせ何となく良くなった気持ちにさせます。その調子でどんどん良くなっていくという信念を持たせます
その信念が自信を生みます。この自信というのが実はすごい威力を発揮します。今の痛みや苦しみは全て自分自身の心身に良い影響をあたえます。この苦しみ痛みによって魂は磨かれ、洗われて必ず元気になります。
この苦しみ痛みは、全部自分を元気にするための苦い薬であるということを被気療者に植えつけます。必ずこの苦しみから逃れられる日が来ることを確約します。
それまで耐え忍ぶということを学ばねばなりません。この苦しみ痛みは全部自分自身のものです。この機会に魂（心）の勉強をし、人生とは生きるとはどういうことなのかを学ばなければなりません。
この時しか魂の勉強はできません。苦しみ痛みに耐えてはじめて健康のありがたさが本当に分かってきます。口先だけでなく心底から感謝の念が沸いてくれば、心身症、精神的障害、あらゆる心の病は完治させることが出来るでしょう。