ishidai52´s blog
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授業(学部生の演習)を聞いて、研究(分析)をする上での基本事項がまとまったのでとりあえず書いてみよう。

もちろん、今後更新するという前提で…。


1、「作家について」はなぜ最初にくるのか(必要なのか)?

 (1)時代背景を知る

  -作者、作品の時代背景をたぐりよせる糸として参照する

 (2)当該作品の周辺事項(他作品)を知る

  -他に何を書いているのか?あるいは作家・作品に関してどのような研究がなされてきたのかを知る

2、先行論を調べる

 ・これまで〈対象の作品(作家)〉が〈どのように〉論じられてきたのかを知る

 ーその〈対象の作品〉からどんなことが語られているのか?

 ーその〈対象の作品〉について〈どんなこと〉を語るために〈どのような手段〉が講じられているのか?

 

 →自分の立てようとしている論のスタンスが分かる(特異、継承と発展、批判、等々)


3、本論に向けて大事なこと ―問題設定―

 ・〈対象の作品〉について、論者がどう読んだのか?が提示されているのかどうか

  ―「おもしろい作品である」としたいのであれば、何が面白いのかを明確にしていけるように

  ―〈対象の作品〉をめぐって、考えたいことをあれこれ思案する


→大事なことは、〈論者〉が〈対象の作品〉の《読み方(どう読んだのか)》が明記されていること

→さらにそれを考えるためのポイントが明確に提示されていること


4、本論を組み立てる

 (1)結論の輪郭が見える

  -その結論に対して、何を、どれぐらい、どのように、どんな順番で提示すればいいのかを考える

 (2)結論が見当たらない(予測不可能だ!)

  -パーツごとに分解して考えてみる → 最後にパーツを組み合わせてみて、そこから言えることを考える


→おぼろげにも、何が言いたいのかの予測を立てておくことは必要。論を構成する過程でそのグレードが上がることもしばしば(※もちろん反対もあるが…)。そんな時は…

 →問題設定と結論の調整を行う


5、資料とは何か?

 (1)言いたいことに対する証明の道具

 →データを借りて補強する

 →書かれた内容によって補強する


→重要なのは、その資料から何を読み取り考えたのか。それが〈対象の作品〉の読みに対して、(それを付け加える、知っておく、考え方を借りることで)どんな影響を及ぼすのか、である。

(2)資料の多寡よりも善し悪し

 ・ケースバイケースだが、多ければいいってことでもない

  →いかに的を射ているか

  →資料としての新しさ


なによりも(対象作品)をしっかり読めているのか(読んでいるのか)が大事!!

こまごまとしたことはとりあえずはぶきます。