■この「方向」は正しいのか? | 石田久二公式ブログ

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こんにちは、行動強化コンサルタントの石田久二です。


今から書くことは、おそらく読み手にとって不愉快な文言も含まれる恐れがありますが、ちょっと疑問に思ったことを素直に書きたいと思います。この分野に完全に無知であることを断った上で。


いわゆる「気学」ってありますよね。「「方位学」とか「九星」という言い方もあるそうですが、他にも「風水」とか「四柱推命」とか、一般的に「占い」とかもそう。私の周囲に、とても詳しい人や、関心の高い人がかなりいらっしゃいます。時には私の名前の画数や生年月日から、頼みもしないのに勝手に占ってメールを送ってくる方もいらっしゃいます。


正直言って有難迷惑なのですが、今日するのはその話ではありません。例えば「気学」に関して言うと、あっちの方向がいいとか悪いとか、行動の判断基準されている方もいらっしゃいます。そう言えば以前、私のセミナーに参加された方で、私とは面識のない風水セミナーをされている方から、「そっちの方向はよくない」とアドバイスされたそうです。


「そっちの方向」とは私のセミナーのこと。そっちに行かずに、自分のセミナーに来いとのことだったようですが、その方はアホらしくなって予定通り私のセミナーに来られました。だけどもし、本当に信じ込んでいる人、つまり「方位至上主義」のようになっている人ならば、言うことを聞いていたのかもしれませんね。


そもそも「方向を気にする」とはどういうことなのでしょうか。私はその手の知識に疎いので、今まで何をするにしても、どこに行くにしても、「方向」を気にしたことはありません。すべて私自身の「やりたい・行きたい」を基準にしています。そして失敗したことは、私が意識している範囲では一度もありません。


ではもし、「方向」を気にする人、それを行動の基準にしている人であれば、自らの「行きたい」とどちらを優先するのでしょうか。何かのきっかけで、ある場所に行きたくなったとします。そこで「方位」を調べてみたところ、その方向はよくないと判断されました。


もっと別のケース。友達3人で旅行に行くことになり、他の2人は湯布院に行きたいと言いました。自分もそれは悪くないと思いながら、「方位」を調べてみたら、そっちは凶と出てきました。そうなると別の場所に行くのか、旅行をキャンセルするのでしょうか。


もし私の友達にそんな人がいたら、すごく面倒くさいと思うでしょう。一緒に行きたいと思わなくなるでしょう。もし私のパートナーがそんなことを気にする人だったら、間違いなく夫婦喧嘩の種が増えているでしょう。


私はあくまで自分の直感、感性を頼りにします。仮に方向が良くないと言われても、行きたければ行く。方向が良いと言われても、行くたくなければ行かない。それでいいし、何も困ることはありません。人はよく「転ばぬ先の杖」とも言いますが、私に言わせると、「転んだら転んだでいいじゃん」となります。すべては学びであり、そもそも「大丈夫」なんですから、自分の感性に従うの一番です。少なくとも私はそう思っています。


ですので、もしも「気学」やその他の占い等一般が、自らの行動を「制限」するようなものであれば、正直、首をかしげます。それで商売している人には申し訳ないですが、どんなものでも自らの制限になるものはない、すべては大丈夫だし、すべては上手く行ってるのです。


もしも、今、「方位」に苦しめられている実感のある人がいれば、ぜひ今日のエントリーを参考にしてみてください。「方位」を知ってて得するもあるかもしれませんが、損することもある。だけど、自らの感性を常に第一優先としていたら、得することはあれど、損することはありません。行きたいところにはすべて行けるし、やりたいこともすべてできる。


そんな人生、生き方を私は素敵だと思っています。