ワクワクは敵だ | 石田久二公式ブログ

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スピリチュアル業界における「錦の御旗」の一つに「ワクワク」と言う言葉があります。バシャールと言う名の宇宙人が言ったそうなので、ものすごい権威です。


間寛平が「ワクワクしまひょ~」とか言っても誰も聞かないでしょうが、宇宙人が言ったとなると凄味があります。


結論から言うと、これは正しいです。人は喜びのために生まれてきたのですから、確かにワクワクしてナンボです。


しかし、昨今のスピリチュアルブームのなかで、この言葉が妙な方向に独り歩きしすぎている感は確かにあります。時として「ワクワクしないことはしてはならない」などのように。


そして、その「ワクワクしないこと」ってのは、ほとんどの場合、一時的なことが多いです。


例えば「早起き」なんかがそう。朝、日の出とともに起きて散歩したら、めちゃくちゃ気持ちがいいです。それは確かなこと。だけど、目が覚めて起きるまでに、あまりに布団の中が心地よいためなかなか出られません。そこで、こうささやかれます。


「ワクワクしよう」


布団の中であと一時間寝ていられる。こんな楽しいことはありません。バシャールさん、ありがとう。ワクワクします。おやすみなさい。


、、、果たしてこれでいいのでしょうか。なんかしっくりこないですよね。ダイエット中の人がいたとします。目の前に美味しそうなケーキがあります。食べたい。食べたら太る。食べないのは苦しい。そこで、こうささやかれます。


「ワクワクしよう」


そうか、ワクワクすることすればいいんだ。バシャールさん、ありがとう。いただきまーす。


、、、果たしてこれでいいのでしょうか。いいわけないですよね。「ワクワク」は確かに素晴らしいです。しかし、何が自分にとって本当の「ワクワク」かについて知ることは大切。人生レベルにおけるほんとうのワクワクとは何か。


そのためには、思いっきりストレッチすることも大切じゃないでしょうか。か。「ワクワク」という言葉を、単なる逃げ口上に使ってはかえってバシャールさんに失礼だと思うのです。