この家の主は誰だかはよく判らない、私に食べ物を出して呉れるのは先に私をこの家に入れてくれた男性の人だ、その人の母親と思います、またその人の連合いの人は時折私に食べ物を呉れるが私は嫌いではない。

その連合いの男性はこの家の主人だろうと思う、この老夫婦はあまり二人で楽しそうな会話はあまりしない。

その主人が時折玄関を開けっ放しにするので私は庭に出て庭の草の葉をちぎって食べて胃の具合を見るの、今日も開いて居るので庭に出ようとして隣の濡れ縁を見ると、茶褐色の雄猫が私を見ている私は「ううー」と唸ってみたが知らん顔だ、この雄猫はこの辺りを縄張りにしている、私がこの家に来た時ちょっと庭に出たら、追い回されて嫌な思いがある、二回目に追われた時は庭の柿木に登って降りられなくにりこの家の主人に助けて頂いた事もある私は縄張りに入ってきた侵入者だった為だろう、彼は私がこの家に住んで居ることが判ると追われる事は無くなったが私は嫌いだ、私が怒って見ても知らん顔だ。

彼がなぜ隣の濡れ縁に居るかと云う事は隣の奥さんが食べ物を呉れるからだ、今日は学校の夏休みで家族で何処かへ行っているので何となく寂しそうだった。