七夕の夜🎋
 
 
 
長女三女は本調子ではなく
早めにソファで寝ちゃって、
 
 
“こんな七夕も思い出だね“
 
なんて言いながら
ゆっくり次女ちゃんと過ごした七夕の夜。
 
 
 
 
 
願いごとは2人きりで入れた
お風呂で次女ちゃんに聞いた。
 
 
 
 
 
 
次女ちゃんは、
なにがすき?
なになりたいかな??
 
 
 
  
 
 
・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ママ。
次女、ママになりたいの。
 
 
 
 
私はびっくりしつつ
自分の鼻を指差し、
 
ママってママ?
ママになりたいの?
 
 
そう聞いた。するとすぐに、
 
 
 
 
 
 
 
うん。
ママになりたいの。
 
 
 
グッと涙を堪えた。
 
 
そんなこと、
そんなことを、、
言ってくれるようになったんだ。
 
 
“いつもありがとう“
そう思うのと同時になんだか、
“いつもごめんね“が浮かんだ。
 
 
 
 
泣きそうな私の表情を見て
とっさに次女ちゃんこう言い直す。
 
 
 
 
 
 
プリンセス。
 
黄色い髪の
プリンセス。
 
なりたい。
 
 
 
心の奥の奥に
いっぱいいっぱい詰まった
願いと叫びと優しさが
伝わった願いごとでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてソファで眠る
長女三女の横でペンを持ち
次女ちゃん短冊に書いた。
 
 
 
自分の名前。
 
 
 
そして
笹につけに行こうとすると
足が止まる。
 
 
 
(私)つけてみようか!
 
 
 
(次)ううん。
 
 
 
 
ここにつけて
お願いごとするんだよ。
 
 
 
ううん。
 
 
 
 
そう笹に短冊をつけるのを断り
バラバラに置かれている
三姉妹のハイチェアを並べ始めた。
 
 
 
 
そして自分の椅子の背もたれに
シールで短冊を貼り付けた。
 
 
 
OK!!!
 
 
 
そう言い、もう一度
短冊を書き始める。
 
 
 
長女の名前。
そして長女の椅子に貼りに行く。
長女ちゃん、OKよ!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小声でそう言い、
もう一度短冊を書く。
 
 
三女の名前。
 
 
 
 
 
三女の椅子に貼りに行く。
三女ちゃんOKよ!!!!!
 
 
 
 
 
 
そう、今年の七夕、、
 
 
次女ちゃんが代筆して
短冊にみんなの名前を書いて
笹に挨拶をしてくれていました。
 
 
 
大きなことを
望むような願いでもない、
 
 
些細な幸せを願い、
 
 
そっと大切な人を想い、
 
 
自分たちの存在を伝えた、
 
 
 
次女ちゃんらしい
七夕への素敵なメッセージ。
 
 

そして毎日、
幼稚園で練習したであろう
七夕のうたを口ずさんで
誰よりも楽しみに七夕の日を待っていた次女ちゃん
 
 
 



 
2人を起こすわけでもなく、

願いを勝手に描くのでもなく、



ただただ
笹に向かって小さな声で、

 
よろしく
おねがいします
 
そう言った次女ちゃんに思わず涙が溢れた。
 
 
 
 
 

そうだね。そうだよね。
 
まずは挨拶するんだったね。
 
 
 
よろしくおねがいします
 
願いではなく代表した挨拶、、
 
そう言えた次女ちゃん
ステキで優しくて温かかった。
 
 
 
 
不思議、だけど
失くしかけてた真っ直ぐすぎる
次女ちゃんの想いに
ハッとさせられた思い出になる
七夕の次女ちゃんとの夜でした。
 
 
 
 
次女ちゃんの優しさは
必ず伝わるよ。
 
名前を覚えてもらったから
来年は3人で描く短冊の願い
きっと叶うはずだよ。
 
 
 
 
 
そして絶っ対に、、
 
 
ママよりも
ステキなママに
なれるよ。
トントンする手が好き。
 
 
 
 
 
 
可能性だらけの子供たちの
強く優しい色々な願いが
必ず必ず、、叶いますように。
 
 
 
 
 
ううん。
 
 
 




 
叶えてあげられますように。
 
 
 
〜次女ちゃんとの思い出記録〜



ほいでは!