思想。パンフレットがないので、これがパンフレットがわり。 | 株式会社石田伸一建築事務所(SIA inc.)&株式会社UC Factory

株式会社石田伸一建築事務所(SIA inc.)&株式会社UC Factory

石田伸一 林業建築家
設計はこちら 株式会社石田伸一建築事務所
Shinichi Ishida Architects Inc.
略称SIA inc.
林業・製材所はこちら 株式会社UC Factory
思考を建築する。
100年前の住宅に学び100年後のスタンダードをつくる。

思想。

 

 

この想いを大切にしています。

 

当事務所には、

パンフレットはありません。

たぶんあった方が良いのでしょうが、つくるとこだわってしまって、お金と時間がかかるし。

だったら、目の前のクライアントに全力でご提案をしたいし。

ということでこの記事をパンフレットがわりにして欲しいです。

 

 

株式会社 石田伸一建築事務所の思想は、

 

①長く愛せるDesign、愛着をご提案する。

『long loved design』

 

①建築する外壁や床や壁などの意匠材に新潟材の中でも、魚沼の杉を利用する。

『地材地建』

 

②故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る。

『温故知新』

 

 

④新築住宅の場合、全棟許容応力度計算をし、雪が載ってない時で耐震等級3を提案。積雪時では耐震等級2。

『許容応力度計算による無積雪時耐震等級3等級』

 

⑤温度のバリアフリーをご提案したいので、『気密・断熱』にこだわった家づくりとベストマッチした冷暖房のご提案。

『高気密・高断熱・床下エアコン』

 

⑥手書きプランやCGを利用し、イメージの共有が図りやすく『分かりやすいご提案』をいたします。

『スケッチアップを利用したCG提案

 

注文住宅・自由設計を超えた、敷地に素直に建築をし価値で考える新基準住宅。

『HOME SHIFT DESIGN』

 

 

 

単一的な分譲地以外、唯一無二のその敷地に建築する訳ですから、敷地に素直に建築したい!という思いがあります。注文住宅、自由設計って響きはいいのですが、例えば結婚したばかりでお子様はこれから。という方は、子供が産まれてからの生活はイメージしづらかったりします。そして、よほどでなければインテリアの趣味も変化していきます。

だからこそ、どうしても叶えたい事と、できれば叶えたい事に分けてお聞きし、大事にしているのは日常の暮らしを細かくお聞きします。そこから、深く隠れたご要望を読み取り、敷地に素直に建築する。

住宅、暮らしは流行り廃りでなく、長く愛せるデザインであるべきと考えています。

それがlong loved design

 

そのため、基本デザインですり合せが終わった後は基本お任せいただきます。CGに詳細を入れこみますのでそのCGでイメージをすり合せいたします。

 

 

 

この⑦つが基本思想です。

 

 

そして、ヒアリングで、

 

1、住みたい場所は?

2、どんな暮らしがしたい?

3、それを無理がない返済で計画しましょう。

 

そして、どうしてもやりたい!!できればやりたい!ということを分けてヒアリングシートにご記入いただきます。

 

このヒアリングがめっちゃ大事で、プレゼンよりこのヒアリングを重視しています。

このヒアリングで日常をお聞きし、5年後や10年後や30年後を一緒にイメージしていきます。

ご要望を元に、この段階で自分と一緒に提案していくオススメの施工を請負する会社さんをお伝えします。

 

そしてプレゼンテーションに進みます。

そのため、プレゼンテーション時に大体の建設総工費(設計費と施工費の合計)もお伝えします。建物とお庭と外構もふくめて、いわば、

 

家+庭で家庭』

 

をご提案します。

そしてご予算の中でしっかりとご提案をいたします。多少の誤差はVEしていきます。

 

そして、ファーストプレゼンテーションまでは無料でお手伝いをさせていただきます。

そのため土地からお探しでも大丈夫です。(友人知人が探します。)

新築・リノベーション問わずご相談ください。

ファーストプレゼンテーション後、ご提案にご共感いただいたお客様に設計申込をいただき、詳細設計に入っていきます。

 

 

プレゼンテーションの前のヒアリングが非常に大事ですので、思想にご共感いただける方に綿密なヒアリングをさせていただき、プレゼンテーションさせていただきます。

 

 

そのためこちらから営業はいたしません。あくまで『思想』を大事にしており、ご共感いただいた方に全力でご提案をしております。

 

 

 

 

 

 

ここで、具体的なご提案事例をここにご紹介いたします。

 

プランのご提案は基本手書きでご提案します。

 

 

 

 

そしてCGによるご提案をします。

 

 

ウッドロング魚沼杉

 

黒のガルバリウム鋼板

 

 

白い塗り壁

 

 

 

実際に建築したのがコレ。
 

 

 

外壁でガラッと印象が変わるのもお分かりいただけると思います。

 

 

そして、

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こちらは同じ間取りの住宅(ちょっとだけ変えているところもあります。)ですが、外観の形と素材で印象がガラリと変わるのをご理解いただけると思います。

 

 

 

 

 

だからこそ、ヒアリングを大事にしていて、同じ間取りでも窓の取り方や外壁、屋根の掛け方で全く別の見え方をします。

 

 

 

 

 

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外壁材は基本ウッドロング魚沼杉をご提案します。

ただ、ウッドロング魚沼杉の色の変化が味としてご共感いただけない方には、別の木の外壁か、ガルバリウム鋼板もしくは塗り壁でご提案いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここに魚沼杉への想いを。

 

個人的に魚沼の杉(十日町市の杉)にこだわります。

山を見て、製材を見て、乾燥機をみて。

 

魚沼の木を魚沼で加工して住宅や店舗に使う。

〇〇杉ブランドって、実は原産は違う県で、加工したからその産地ブランドになるって知ってました??

 

食料品とかもそうですよね。

 

その地域で生まれて、その地域で育って、その地域で加工される。

これが、本来の○○産ブランド。○○杉ブランド。

 

 

原産から加工までしっかり魚沼(十日町市)で。

 

これから杉板外壁を貼るお客様の外壁になったり、内装材や、建具、家具になったりします。

 

川上(山を知っている木こりさん)と川下(住宅をデザインして供給する自分)が直接つながる。

 

これが自分がやりたかった事。

需要と供給のバランスを組み立てるには、発想と仕組み。

みんながwinになれる環境をつくるように、これよりPDCAを回します。

 

この思いに共感していただける方を増やしたい。

あったりまえで石田伸一建築事務所だけで独り占めしようなんて思ってもいません。

思いに共感してくれる同志を増やしたい。

そうすることで、winが増えていって需要と供給が生まれる。

 

 

新潟で建築という仕事に携わっているので、やはり新潟、特に生まれ育った十日町市(魚沼)の木材を使った建築がしたい。

 

そう思い始めて、いまようやくカタチに。

 

今は、需要がある。供給の体制も整った。

 

まずは杉板外壁や内装壁、建具、玄関ドア、家具など。

これから構造材も。

 

 

『地材地建』

 

ちなみにこの言葉は鹿児島に行ったときに教えていただいた言葉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚沼の杉って、雪がめっちゃ積もるし重たいので、普通は一回曲がってあとはまっすぐになるのに、豪雪の影響で、ほとんどの木がS字に曲がっている。

 

このウィークポイントをストロングポイントに変えて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に新潟の中で流通もしっかりあって、ウィークポイントの少ない山北の木をなんで使わないの?って県庁の方や、組合の方に聞かれたりしてるのですが、理由は単純。

 

 

 

自分が十日町市出身だから。

ふるさと大好きだし。

 

そして、めっちゃ雪が降る魚沼のウィークポイントとなっている木材を、『発想』でストロングポイントに変えられたら。って考えるとワクワクするから。

 

そんな理由。

 

 

自分が古民家リノベーションやっているのも、じいちゃんが古民家再生を手がける大工さんだったし、建築を志すきっかけがじいちゃんだったし。

 

ゆくゆくは街おこしとして、地元に『発想としくみ』をつくってPDCAで回せるような流れをつくりたいなーと。

 

 

アイディアだけじゃダメで、関わる人がwin×winになるしくみをつくらないと回らない。

 

 

 

 

 

そして、その魚沼杉をウッドロングエコという腐朽菌の繁殖を抑える保護材にジャブジャブとドブ漬けにします。

 

この青いお手製のプールにジャブジャブと。2回漬ける。

 

そうするとこうなります。

 

杉の赤身の部分にすぐ反応して、化学反応でこの色に。

 

 

 

赤身というのが、この赤い部分。

白太というのが、この白い部分。

 

石田伸一建築事務所では、樹齢70年から80年の材を利用します。

樹齢が70年もすると、このようにほぼ赤身になります。

 

 

 

魚沼杉は非常に目が詰まっていて、過去ほとんど手入れもされていないので、樹齢が増える、大きくなるごとに満員電車のように、混み合っているので(ストレスがかかっているのかな?)より身を守る為に、赤身が増えるようです。

 

 

そして、この樹齢70年から80年の杉のなかでも赤身のみ住宅の外壁に利用します。

そうすることで耐候性もより高くなります。

 

なんで、自分がこんなに魚沼杉にこだわるかというと、地材地建ということはもちろんですが、自分の実家と地元はほぼ、杉の外壁なんです。

 

 

この3棟は築160年くらい

 

 

こちらも築70年とか?

 

 

自分の実家がこれ。

築90年くらい

43年前くらいに増築しています。

 

上記の家はみんな、特にメンテナンスはしていません。

 

でも、色は新築時より変わってます。

この色の変化が「味」と捉えていただける方にのみオススメしています。

 

 

 

冬は、雪がそのまま外壁にくっつきます。

 

 

寄るとこんな感じ。

 

断面はこんな感じ。

赤身のみをつかった杉板を利用し、塗膜ではなく、杉板という素材で持たせるため、腐らない限り長持ちします。

 

一般的な外壁はすべて塗膜で持たせています。そのため塗膜がダメになったら、一気に素材にダメージがあり、結果ボロボロになったりメンテナンスをしないといけません。

 

木の外壁が数年で塗り替えないといけない!というのは、キシラデコールといった塗料で塗膜を作ってしまうので、その塗膜がはげてみすぼらしくなるから、塗り替えをしないといけない。

 

一般的な外壁も塗膜が持たなくなるから、素材が水を吸ったりして暴露(ボロボロになること)してしまいます。

 

なので、杉板の使い方を間違えなければ、長持ちする材料なのです。

使う釘は真鍮。ビスならステンレス。

木の表はどちらを使うか?といろんな説がありますが、自分は実家や周りの家と同じ木裏を表に使います。先人たちがそうしていたから。

 

 

また、木ですから、反りますし、ヒビが入ったり、節が抜けたりします。

真鍮釘を打っても釘が浮いてくることもあります。

それも味です。

 

 


こんな風に反ります。

 

 

そして、どうしても気になったらその部分だけ張り替えれば大丈夫。色は最初違いますが、半年くらいで同じくらいになります。

 

外壁はあくまで、紫外線劣化などから身を守る為。防水はその下で処理します。

反ってるから、通気もいいし。

 

 

かなり変わったご提案なので、ご共感いただた方のみの方がいいと思います。

でも、実際にそれで100年とか持っているし。

 

 

温故知新。

 

先人たちの知恵に、今の最新技術を合わせてご提案。

 

 

ニッチにとんがってご提案をしていきます。

 

 

 

 

 

思想をカタチに。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせは、

 

株式会社 石田伸一建築事務所

401ishida@gmail.com

 

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暮らしに心地良さと愛着を。

 

 

 

 

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