先日、新規の方からのご依頼でピアノ調律に伺わせて頂きました。
WILHSTEINBERG
ウィルヘルムスタインべルグ
ドイツのメーカーとの事ですが、このピアノの製造は中国の様です。
機種はP187。
初めて拝見しまして、興味津々で色々とチェックしてみました。
納品から半年後でしたが、チューニングピンは硬くもなく、普通に出来ました。
最初から丁度良いくらいのトルクだと将来早く緩くなる原因になる可能性もあるので、少し懸念はあります。
大きさは187cmなので、ヤマハのC3くらいです。
低音の鳴りはちょっと物足りなさを感じましたが、中音以降は良さそうな感じです。
もう少し良い音にはならないのかと探っていましたら、次高音部の打弦点を少し手前にしたら、もっとよくなるポイントがありました。
次高音部を優先してしまうと、最高音部が鳴らなくなってしまうので、ハンマーヘッドを動かす必要性がありますが、お客様の要望もなく、あえて言う必要性もないかとスルーしました。
フレームのボルト、ペダルの構造、サウンドベルなどはスタインウェイそっくりでした。
アクションの構造はカワイピアノにそっくりです。
特に問題はなさそうですが、将来買い替えや売却の際の査定はどうなんだろう?と思います。
他にも面白いポイントがありましたので、写真たくさんのせておきます。