あらすじ

久英に物申すつもりが、気をとられてしまった智也!世の中は平和だからね。ハトはみんな笑ってる。-100521_1810~01.jpg


登場人物

智也:兄
准:弟
久英:少年
怪しい人影:二人





チリンチリン
自転車に乗って現れた真里江が気を聞かせて傷薬をひょいと手渡した。


世の中は平和だからね。ハトはみんな笑ってる。-100521_1811~02.jpg

「お礼はいいわ智也!明日のバレー部の練習ちゃんとでなさいよ!」


智也は塗ってやった。


世の中は平和だからね。ハトはみんな笑ってる。-100521_1812~01.jpg


すっかり良くなった准の手をとり、智也は家路につく。

(久英ぜってえ許さねえ…)

拳をキュッと握りしめ、黄昏を縫う二つの影。


そしてチラつく怪しい人影。

世の中は平和だからね。ハトはみんな笑ってる。-100521_1812~01.jpg

その人影のうちの一人が電話を取り出し連絡をとった。

すると直ぐ様現れた白馬。



世の中は平和だからね。ハトはみんな笑ってる。-100521_1813~01.jpg



智也と准は驚いた。

……馬の後ろは通ってはならない……


その教えに従い、かなりの距離をとって、その場を離れた。


智也は今日という日を思い返していた。

今日は暑かったなあ、
その時


世の中は平和だからね。ハトはみんな笑ってる。-100521_1811~01.jpg


サッと出てきた久英がゴメンと言って去っていった。

准も許した様子。



………続く