我等は性急に既存の絵巻物を購入し、そして手早にケープもこさえた。

そして、その様は、記名会へ行く万端の状態であった。

そして渋谷の貸し借り承り店へ向かった。

しかし、整理券を所持して居なかったがために、店の者にケープをちらりちらりと見せる事しか出来ずに終わった…


己のフットワークの軽やかさがこんなにも、虚しく輝いたことが有るだろうか。