元銀行員が教える住宅ローンの賢い金利の下げ方、トクする返し方

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住宅ローンのトクする繰上返済の方法や節約術、貯蓄・保険・ローンをまとめて見直す「ハイブリッド見直し術」を公開!

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みなさん、こんにちは。



今回は


「ハイブリッド見直し術」


です。



これは、貯蓄(運用)・保険・住宅ローンをまとめて見直すことで、


非常に効率よく貯蓄ができ、お金を増やすことができる見直し方法です。


しかも、別々に見直すよりもリスクが少なくなります。


では、具体的にどのようにおこなうのか説明していきます。



35歳男性の例で考えてみましょう。


まず、貯蓄と保険を考えてみます。



最初に貯蓄と保険を別々に考えた場合です。


銀行の定期預金(金利0.1%)で貯蓄し、掛け捨ての500万円の死亡保証の定期保険に入るとします。


毎月、11,000円貯蓄し、保険の掛け金が毎月4,000円、毎月の合計支出額を15,000円とします。


30年間掛けるといくら貯まっているかというと、


保険は掛け捨てなので0円、預金は元利金で4,008,131円となります。



つぎに、貯蓄と保険を一緒に考えた場合です。

死亡保証900万円の終身保険のみとし、毎月の掛け金が上記と同額の15,000円となります。


仮に30年後に解約すると6,571,800円となります。



比較するとどちらがトクなのかは明らかです。


定期預金と掛け捨ての定期保険にすると貯蓄額は約400万円、死亡保証は500万円です。


死亡保証900万円の終身保険に掛けると貯蓄額は約650万円、保証は900万円です。


毎月支出する金額は同じなのに貯まっている金額も違えば、死亡保証額も違います。



このように、まとめて考えるとトクする結果になります。


しかし、これがすべてではありません。


掛ける年数によってはこの手法が使えない場合もあります。


ケースバイケースなので、いろいろな条件が合えばこの方法を使っていただければと思います。




これを住宅ローンも含めて考えるともっとおトクになります。


次回は3つまとめて考えるとどのようになるのかを書きたいと思います。


みなさん、こんにちは。



前回に引き続き、住宅ローンの繰上返済についてです。



今回は繰上返済する理由として、


「毎月の返済がたいへんだから早めに繰上返済する」


という理由が多いので、これが正しいかどうかを見ていきます。



住宅ローンの返済はたいへんです。


住宅ローンの返済もしながら、貯蓄をされている方も多くいらっしゃます。


なかには、毎月、貯蓄をして、貯まったら繰上返済をされている方もいると思います。


そして、繰上返済することで、住宅ローンの残高は減っていきます。



しかし、お金は貯まりません。


住宅ローンの返済が終わって貯めていこうと思われているかもしれませんが、


結局のところは同じことですよね?



そこで、言われることが、


「住宅ローンの利息がもったいない」


ということです。


一般的に考えると確かにもったいないです。


早く返した方が支払利息の総額は少なくなります。



しかし、住宅ローンを繰上返済したときよりもトクする方法があります!


それは・・・・





住宅ローンの金利よりも高い金融商品で貯蓄する!


ということです。



たとえば、


住宅ローンの金利が1%だとすると、


1%以上の金融商品であればトクすることになりますよね!


さらに、もっとトクする方法があります。



それは・・・




貯蓄・保険・住宅ローンをまとめて見直す


「ハイブリッド見直し術」


です。


これは、次回にしたいと思います。

みなさん、こんにちは。



今回は住宅ローンの繰上返済についてです。


一般的には


「住宅ローンは繰上返済した方がトクだから、繰上返済した方がよい」


と言われています。



実際にそうなのでしょうか?



わたしも住宅ローンの繰上返済についてのご相談を良く受けますが、


ご相談された方全員が繰上返済しないという選択をされました。



なぜでしょうか?


繰上返済をする理由を考えてみましょう。


繰上返済をする理由として


①住宅ローンの金利がもったいない


②毎月の返済がたいへん


主な理由として、上記2つがあります。



まず、①住宅ローンの金利がもったいない


について考えます。



”住宅ローンの金利がもったいない”と思うのは、


預金の金利と比べてもったいない


と言うことだと思います。



もし、住宅ローンの金利が2%で、預金金利が5%だったら


繰上返済されますか?


おそらく、ほとんどの方が繰上返済しないのではないでしょうか?



世の中には住宅ローンの金利よりも高い運用商品があります。


繰上返済が必ずトクだとは言えないのです。


もちろん、運用に関するリスクも考えないといけませんが、


総合的に考えて繰上返済をするかどうかを決めましょう!



②毎月の返済がたいへん


は次回にしたいと思います。

みなさん、こんにちは。


新聞や雑誌に住宅ローンの記事が載っていますが、

そういう記事のなかで、多くのファイナンシャルプランナーの方が

「将来の金利上昇を考えると、まだ金利が低いので固定金利がいい」

と言われています。

はたしてそうなのでしょうか?


わたしが銀行に入行したのが94年です。

その当時は住宅ローンの借り換えが多かったです。

わたしも含め多くの銀行員が

「いまは金利が低いので固定金利がいい」

と言っていました。

それから15年以上が経っていますが、

金利はほとんど変わっていません。

結果論ではありますが、

固定金利より変動金利の方がよかったということです。


この経験を踏まえて、

「変動金利の金利が固定金利の金利になるまでに、どれくらいの時間がかかるのか?」

を考えて固定にするのか、変動にするのか、を決めています。

たとえば、

変動金利 0.9%
固定金利 1.9% (10年固定)

を比べた場合、変動金利の0.9%が、金利が上がって1.9%になるまでに

何年くらい要するのか?を考えます。

はっきりとした年数は出せませんが、

これからの政治や経済などを考えるとどうなのかがわかります。

心配な方は固定がいいでしょうが、少しでもトクな方がいい方は考えてみられてはいかがでしょう。