とある中国人の事故 | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

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私が事件鑑定人としてこれまで経験したことを書きます。
特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

これは事故にまつわる経験則だが、外国人は事故状況を素直に話さない。

自分に不利になることは一切喋らないし、嘘も混じる。

だいたいこのパターンなので、実務者は外国人の言うことを嘘がある前提で見てしまう。

とある交通事故で双方の言い分が全く違うことがあった。

事故当事者の1人は中国人である。

流暢とまではいかないが、事故状況を説明できる程度の日本語は話せた。

方々で嘘吐き扱いされ、弊所を頼ってきたのである。

よくよく調べてみると、その中国人は正しいことを話していた。

私は、驚きと共に、正しかった旨を伝えると、

「自分にとてもいいときは

 中国人本当のこと喋ります!」

と妙に説得力を伴った言葉が返ってきた。