これは事故にまつわる経験則だが、外国人は事故状況を素直に話さない。
自分に不利になることは一切喋らないし、嘘も混じる。
だいたいこのパターンなので、実務者は外国人の言うことを嘘がある前提で見てしまう。
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とある交通事故で双方の言い分が全く違うことがあった。
事故当事者の1人は中国人である。
流暢とまではいかないが、事故状況を説明できる程度の日本語は話せた。
方々で嘘吐き扱いされ、弊所を頼ってきたのである。
よくよく調べてみると、その中国人は正しいことを話していた。
私は、驚きと共に、正しかった旨を伝えると、
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「自分にとてもいいときは
中国人本当のこと喋ります!」
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と妙に説得力を伴った言葉が返ってきた。