高校の体育大会中に低体温症か 20人以上倒れる 福岡 | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

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特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

高校の体育大会中に低体温症か 20人以上倒れる 福岡
2018年9月8日13時43分 朝日新聞
 8日午後0時45分ごろ、福岡市早良区有田3丁目の福岡県立福岡講倫館高校で「体育大会中に気分が悪いという生徒がいる」と消防に通報があった。県警西署などによると、同校では雨が降る中で体育大会が行われており、競技中に20人以上が相次いで倒れたという。低体温症の疑いがあるという。福岡管区気象台によると、同日正午の福岡市の気温は21・9度で、平年値を大きく下回っていた。小雨も降っていた。


低体温症と言えば冬の病と感じられるかも知れない。
しかし、実は夏の方が多く発症している。
そもそも、低体温症とは熱を奪われて身体機能が低下するものだ。
冬場はコートなどで自衛しているが、夏場は軽装。
そのため、天候の急変や雨に濡れた場合、急速に体温が奪われる。
今回の講倫館高校の事例は、雨で体温が奪われたためであろう。
先週までは熱中症になりかねない暑さであった。
しかし、本日の気温は23度程度。
雨に濡れればいつ発症してもおかしくない。
県立高校は学校行事が細かくスケジュールされている。
そのスケジュールを維持する為、強行開催したのだろう。
校長に中止を具申できる教職員はいなかったのだろうか。
その辺が気になる。

 


 

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