前回の記事で、交通事故鑑定人が魑魅魍魎とDISられた話を書いた。
詐欺を企てたり、嘘をついたりする人間がいなければ鑑定業務には需要がない。
事故にまつわる、法曹・医療・保険・・・等々あらゆる業界で魑魅魍魎は跋扈している。
この世界に身を置いて、百鬼夜行という言葉が絵空事ではないことを肌で知った。
交通事故で跋扈する魑魅魍魎達を喰いモノにする魑魅魍魎が交通事故鑑定人である。
少しややこしいが、本当だからしょうがない。
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ところで、、昨日の記事も出典元はとある弁護士のものである。
これを洗うとまた酷いことが書かれていた。
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まともな「私的鑑定人」がこの世に果たして存在するのか疑わしいと言って良い状況であると私は考えております。勿論、経験と知識を有する鑑定人もおりますが、宝くじにあたるよりも確率としては少ないと思います。
http://www.nishikawa-law.jp/kougakukantei.html
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マトモな交通事故鑑定人と出逢う確率は宝くじ並ということが言いたいようだ。
そもそも、交通事故事故に遭う確率より宝くじの確率は低い。
これよりも低いとなると、限りなくゼロに近い極限に収束することになる。
実在する事業者の存在自体を否定されているのと同異議で、エライ書かれようだ。
鷹の爪のよう辛口で、遠慮会釈は皆無・・・・
しかも、匿名ではなく、実名で書かれているので慮が遠いどころかあまりにも浅い。
ただ、鑑定人自身は否定されることになれているのでむしろ賛辞に聞こえてしまう。
鑑定人が厚かましいことは以前の記事でも上げたとおりだ。
https://ameblo.jp/ishibashi-kantei/entry-12372244250.html
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さて、裁判における鑑定は証拠という武器だ。
いくら強力な武器でも用途と用法を誤ると効果は半減する。
現に世界最強と謳われた戦艦大和は大した効果を発揮することなく海に沈んだ。
逆に、100$に満たないソビエト製のAK突撃銃は、戦争の形すら変えた。
武器を如何に上手く使いこなし目的を達成するかは、指揮官の能力である。
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話が少し逸れたので鑑定の話に戻す。
私は、宝くじに当たるより低い確率 との書きようは能力の限界を吐露しているよう感じてしまう。
鑑定を活かすことができなかったと弁護士自身が自認しているとも捉えられられるからだ。
私が、著者の弁護士の慮が遠いどころかあまりにも浅いと捉えたのはこのためである。
しかし、いくら辛口でも爪は隠しておいた方が無難なことだけは確かなようだ。