交通事故ではショーもない嘘から、手の込んだ嘘まで蔓延している。
エイプリルフールといっても、正直、何を今更・・といった感じの毎日だ。
しかし、鑑定人は嘘を暴く仕事である。
世の中が正直者だけだったら鑑定人の仕事は成り立たない。
嘘に食わせてもらっている俺って・・・・・
今日、そのことにハタと気づいて愕然とした。
不幸商売という自覚はあったが、何とも複雑な気持ちである。
ただ、嘘を暴くことで依頼者が救われてきたのも事実だ。
「ありがとう」 という感謝やねぎらいの言葉が心の栄養であることは間違いない。