石橋宏典は本当に有罪か? 同姓同名者が起こした事件の傍聴録9@福岡 | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

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私が事件鑑定人としてこれまで経験したことを書きます。
特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

同姓同名者が事件を起こしてしまうと、その救済措置はどこにもない。
マスコミは警察発表を報道しているだけである。
同姓同名者に対する配慮は、住所表示程度だ。
つまり、記事をよく読めばあなたと別人とわかるでしょ・・・・ということだ。
しかし、私は現に大幅な売り上げ減という事態に陥った。
精読する人だけが読者ではない。
 
前回と前々回で挙げた2chの書き込みには、痛切なことが書き込まれていた。
http://ameblo.jp/ishibashi-kantei/entry-12092766139.html
http://ameblo.jp/ishibashi-kantei/entry-12092766688.html
同姓同名というだけで、就職・恋愛、様々な局面で不利益を被る。
 
>いちいち面接で 僕の名前で検索すると逮捕歴がいっぱい出てきますが別人です
>なんて言わないとダメなの? ほんと屈辱だわ
 
同姓同名者の悲痛な叫びだ。
この気持ちは痛いほどわかる。
このブログを上げるまで、約1年半、初対面の方に彼同様に「別人です」と言い続けた。

かなりの苦痛である。

しかし、冤罪が強く疑われるにもかかわらず、失職を余儀なくされた福岡の石橋宏典に比べれば私の苦痛は極めて軽微なものであったことはいうまでもない。

 


私の場合、門前の小僧とはいえ、ある程度の法律知識はある。
また、商売柄、事件事故についての知識もあるし調べ方も知っている。
裁判の傍聴を通じて、福岡の石橋宏典が無実である確信も得た。
時間と手間は掛かったが、鑑定人のやり方で従前に戻すことができた。

 

ただし、ネットの情報は執拗だ。
「石橋宏典」「福岡」 で検索すると、いまだにネガティブ情報が占める。
Yahoo!知恵袋、さらには探偵会社が運営するネットニュースだ。
先にも書いたが、私自身の力は軽微だ。
また、私自身も極めて不完全な人間である。
どこまで、私自身の力が及ぶかわからないが、真実を発信していこうと思う。