投資のごくごく基本的な言葉を説明します。

初心者だけでなく、投資デビューした方や実績を上げた方々にも、基本の振り返りに役立てていただければと思います。

今回は、「分散投資のメリットは何か?」です。

 


分散投資(ぶんさんとうし)については、前回の投稿をご覧ください。
 


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メリット1:値下がりするリスクが小さい。
国債、株式など、異なる資産に分けて投資することで、株式などにまとめて投資するより、リスクが小さくなります。

 

例えば、株式が100から20%下落して、80になったとします。

 

もし、ポートフォリオを株式50、国債50に分けておけば、資産は90で値下がりは10で済みます。

 



メリット2:値下がりをしても、長い期間の間に取り返せばよい。
10年単位の長期にわたり、少しずつ小口で、コツコツと投資を続けます。

 

そうすれば、一時期に値下がりがあっても、いずれ値上がりします。

 

何も考えず、それまで待てばいいのです。

 



メリット3:値下がりしても、次の値上がり時に取り返せばよい。
値下がりをしても、安くなった分だけ、次の投資で沢山買うことができます。

 

そのあと値上がりすれば、安いときに沢山買った資産が値上がりしますから、リターンが大きくなります。

メリット4:複利の効果が産まれる。
 

長期で分散投資を続けていく中で、得たリターンは換金せず、再投資します。

 

それにより、リターンがリターンを生みます。

 

例えば、100の資産から年間3%のリターンを得たとします。

 

次の年には、100+3=103を投資します。次の年のリターンが、また3%であれば資産は106.09(=103 x 1.03)に増えます飛び出すハート

 

 100 → 103 → 106.09

 

もし、3%リターンを換金してしまえば、次の年3%のリターンを得ても、資産は103にしかなりません。

 

 100 → 100 → 103

         

 

短期の単一銘柄の投資は、一度失敗すると、元本が大きく減ります。元本割れすると、当然リターンを再投資することができなくなります。

メリット5:株式投資のような難しい分析を、毎日する必要がない。
とりかく決まったパターンで、投資を繰り返すだけです。

 

ネット証券の口座で、自動発注をするだけ。難しい分析💦は不要です。

 

何も考える必要はありません。

まとめ
このように、分散投資には、たくさんのメリットがあります。


短所は、株式を1銘柄だけ購入した場合に比べると、投資先が分散した分だけ、リターンは小さくなることです。

メリット1の例で、もし株式が100から120に値上がりした場合でも、国債50はそのままですから、株式は50から60になるだけです。

 

値上がりは10にしかなりません。


安全性が高い分、リターンは小さくなってしまいます。

 

この小さなリターンも、メリット4で述べた複利効果により、時間をかけて、少しづつ大きくすることができます。

 

投資初心者や、値下がりのリスクを極力避けたい人には向いていると言えます。

FXなどのデイトレードや短期投資をされる方も、資産の一定割合をインデックス型の投資信託にしておくとよいでしょうOK

 

そう、デイトレとインデックス型投信に分散投資するのです。それにより、全滅を防ぐことができますチョキ

ただ、分散投資で複利効果を得るには、最低でも10年~20年が必要と言われます。

 

80歳を超える高齢者になったら、分散投資から卒業し、資産は現金を中心に、米国債などの海外の国債にしたほうが安全かもしれません。


次回の「投資イロハのイ」では、インデックス型の投資信託について、考えてみたいと思います。
 

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