5節:高ぶる者はあなたの目の前に立つことはできない。あなたはすべて悪を行う者を憎まれる。 

 6節:あなたは偽りを言う者を滅ぼされる。主は血を流す者と、人をだます者を忌みきらわれる。


   (口語訳聖書5章5-6節)
  The foolish shall not stand in thy sight: thou hatest all workers of iniquity. Thou shalt destroy them that speak leasing: the LORD will abhor the bloody and deceitful man.
  (欽定訳聖書 Psalms 5:5-6)


   「愚か者はあなたの目の前に立つことはできません (The foolish shall not stand in thy sight)」

  文字通り、狂人はあなたの目の前に立つことはできません。 彼らはあなたに付き添うことを認められず、また大いなる日の裁きで無罪とされることもない。 ここで愚か者と訳されているהוללים、ホレリムという言葉は、賢明な読者は伝道者の書2章2節を参照すればわかるように、適切には狂人を意味している。

 

わたしは笑いについて言った、「これは狂気である」と。また快楽について言った、「これは何をするのか」と。(伝道者の書2章2節)

 I said of laughter, It is mad: and of mirth, What doeth it?(欽定訳2章2節)
 

  6節で邪悪な人々の説明があります。 彼らは、全能なる神に反対し、それに抵抗し、罪に見られるような卑劣で一時的な利益や快楽のために、神からの永遠の追放を意味するような恐ろしい悲惨な状況に自発的に身をさらすという点で、まさに道徳的に見て真の狂人です。 

「あなたは偽りを言う者を滅ぼされる。(Thou shalt destroy them that speak leasing:)」

 

 虚偽を語る者、そうし続け、改心することのない者たち、すなわち誠実さと真実性を欠いている者、あるいは中傷や中傷を広める嘘の父(悪魔のこと)に用いられることを許している者たちを、神は神の御前から永遠の破壊と神の御力の栄光をもって、滅ぼすであろう。 主なる神は血まみれの人間を忌み嫌われる。つまり好色な人、悪意がある人、無慈悲な人も憎まれる。 なぜなら、真の神にとっての欺瞞、嘘、中傷と同様に、非人道的、残虐、復讐も慈悲の神にとっては相反するものであり、神に嫌われるものだからである。
 出典:Joseph Benson's Commentary on the New and Old Testament