(18)彼女はそれを携えて町にはいり、しゅうとめにその拾ったものを見せ、かつ食べ飽きて、残して持ちかえったものを取り出して与えた。  (19)  しゅうとめは彼女に言った、「あなたは、きょう、どこで穂を拾いましたか。どこで働きましたか。あなたをそのように顧みてくださったかたに、どうか祝福があるように」。そこで彼女は自分がだれの所で働いたかを、しゅうとめに告げて、「わたしが、きょう働いたのはボアズという名の人の所です」と言った。  (20)  ナオミは嫁に言った、「生きている者をも、死んだ者をも、顧みて、いつくしみを賜わる主が、どうぞその人を祝福されますように」。ナオミはまた彼女に言った、「その人はわたしたちの縁者で、最も近い親戚のひとりです」。  (21)  モアブの女ルツは言った、「その人はまたわたしに『あなたはわたしのところの刈入れが全部終るまで、わたしのしもべたちのそばについていなさい』と言いました」。  (22)  ナオミは嫁ルツに言った、「娘よ、その人のところで働く女たちと一緒に出かけるのはけっこうです。そうすればほかの畑で人にいじめられるのを免れるでしょう」。  (23)  それで彼女はボアズのところで働く女たちのそばについていて穂を拾い、大麦刈と小麦刈の終るまでそうした。こうして彼女はしゅうとめと一緒に暮した。
(ルツ記2章18~23節)

 雑草が生い茂る中で香りを放つ孤独な花のように、このルツの小さな物語があります。 それはつまずいてしまいそうな暗い夜に輝く澄んだ輝きのように。 甘い愛のように、優しくて純粋で真実であり、憎しみと戦いと陰謀に囲まれています。 私たちは日常生活の聖書に、より多くのルツが必要です。 もっと真実で、純粋で、香ばしく、ありふれた状況や人間関係で健全に愛情を持っています。 それは神の物語、福音の最高の語りです。

出典:The Bent-Knee Time,December 24