十戒が何かをしてはならないと我々に命令するとき、我々はそのことをするべきではありません。我々はその反対のことをすることになっています、例えば、十戒の一つは、我々は人を殺してはならないと告げています。無実の人を殺すべきではないし、誰かに害を与えることをしてはなりません。そして、それ以上に、他人に危害を与えるような発言をしてはなりません。心の内側においてでさえ、他人に害を与えたいと願ってはいけないのです。こうしたすべてのことの代わりに、我々は他人を愛し、他人に対し最善のことをするべきです。十戒は神の道徳律を要約したものなので、こうしたすべての事が次の戒めに含まれています。「汝、殺人するなかれ。」

 

昔の人々に『殺すな。殺す者は裁判を受けねばならない』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。
しかし、わたしはあなたがたに言う。兄弟に対して怒る者は、だれでも裁判を受けねばならない。兄弟にむかって愚か者と言う者は、議会に引きわたされるであろう。また、ばか者と言う者は、地獄の火に投げ込まれるであろう。(マタイの福音書5章21~22節)

 

参考文献:Starr Meade, Training Hearts, Teaching Minds, p.137-8.