はじめまして。
私はさちの娘です。
母に託されておりましたので、ここに記させていただきます。
 
 
2015年8月にALSと告知され闘病中であった母さちは、昨年12月28日に永眠いたしました。
 
 
最後の数日間は常にまどろんでいる状態ではありましたが、かろうじて意思の確認はとれました。
少しでも回復して欲しいとの思いから入院をすすめたのですが、母の答えは「いいえ」。
静かに、眠るように、自然の流れに逆らわずに逝きたい。
それが母の願いだったのだと思います。
そしてその願い通りに穏やかに苦しむことなく母は旅立ちました。
 
 
最期まで自分の意思を貫き通した母。
 
 
病気の告知を受けてから母の意志は一貫しておりました。
人工呼吸器はつけず自然の流れのまま。
だからといって生きることを諦めていたわけではありません。
最期の「そのとき」まで大切に生きようといつも前を向き、凛とした姿を私に見せてくれました。
そして「そのとき」まで「さち」として生きた母を誇りに思っております。
 
 
青空の下  星空の下
やさしくそよぐ風になれますように
そよ風  青い風だよ
 
生前母が語っていた言葉です。
青いそよ風になってきっと皆さんのところへも訪れているかもしれません。
 
 
最後になりましたが、母にもうひとつブログに記すことで頼まれていることがあります。
しかしその記す内容はおそらく1年以上先のことになると思います。
もし皆さんが覚えておりましたら訪れていただけたら幸いです。
 
母のブログはそのときに閉じさせていただきます。
 
 
ありがとうございました。