いまや、「デジタル」という言葉を聞いたことがないという方はおられないでしょう。巷には、スマホのスペックや値段などの製品情報や、それらの具体的な使い方などのハウツー情報が溢れています。
しかし改めて、デジタルとは何なのか、その特性や全体像について解説してくれているものはあまり見当たらないことに気づきます。そのために、次々に出てくる新情報に翻弄され、図らずも「木を見て森を見ず」状態になってしまっている方が多いのではないでしょうか。また、デジタルは好きじゃないので使わないという方もおられることでしょう。
本書は、デジタルとは何かについて一般の方が知っておいたほうがいいと思うことを、いくつかの小話でまとめたものです(まだ書き始めたばかりですが、今後、少しずつ追記していくつもりです)。デジタルは、皆さんが想像しているよりおそらく遥かに強力で、日ごろスマホなどのデジタル機器を使いこなしている方でも未踏の領域の話が含まれていると思います。
デジタルは今あるものにあえて例えるなら、電気に近いと思います。電気の特性や効能については学校教育でも教えていますし、エンジニアや専門家でなくとも誰もがそれが何なのかどんな効能があるのかを知り、日々利用し、そのおかげで我々は豊かな近代生活を送っています。
デジタルも電気と同様に、社会全体に影響を及ぼす革命的な事柄なので、その特性や全体像については誰もが知っている必要があると思います。デジタルが嫌いという方も含めて、デジタルに直接関係ないと思われている一般の方にぜひ読んでもらえたらと思っています。その上でこれから起こるであろう一つひとつの大小さまざまな変革に対して、適切な判断ができることを願います。
井芹昌信
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