「本物の515は初期型だけだ」、「初期型はコーン紙が軽く風のように軽やかな低音が出る」など、先輩方のうんちくを聞くとどうしても聴いてみたくなる。いまはスーパーウーハーとして515Bを使っているのだが、程度のいい初期型がやっと手に入ったので比較視聴した。
外観ギャラリー
左がAltec 515B、右が515初期型
コーン紙:左が515初期型、右が515B
ラベルが消えつつあるが左が515初期型、右が515B
エッジ:515Bはフリーエッジでビスコロイドがびったり(左)、初期型はフィクスドエッジ(右)
ダンパー:初期型は蝶ダンパー(右)
装着
メインの平面バッフルはフルレンジ部とウーハー部を分割しておいたので、ウーハーの交換は以前に比べれば楽だ。
(604-8Gもあるが、それについてはまたいつか)
F特
22mHのコイルを入れて-6dbで高域をカットしたF特。
515B
515初期型
さすがに似た感じで、音圧はほぼ一緒だ。
低域は515Bのほうが低いところまで伸びている。
試聴
片方ずつ装着したりもして(左が初期型)、いろいろ聴き比べてみた。
初期型の第一印象は弾むような感じで明るいこと。聴き込んでいくと、初期型のほうが軽やかで、解像度が高く、音の広がりもいいことがわかった。特にギターのベースやコントラバスの弦の鳴きなどは、ゾクッとくるすばらしさだ。
逆に515Bのほうがいいと思ったのは沈むような深い低音。F特の通り515Bのほうが低いところまで伸びている。ロックのバスドラなどはこっちのほうがお腹にくる感じでいい。でも、初期型と比べると少し膨らんでいるような感じか。
結論、初期型に変更!
逆に515Bのほうがいいと思ったのは沈むような深い低音。F特の通り515Bのほうが低いところまで伸びている。ロックのバスドラなどはこっちのほうがお腹にくる感じでいい。でも、初期型と比べると少し膨らんでいるような感じか。
結論、初期型に変更!
諸先輩方のうんちくは正しかった。
(fin)