新編・伊勢物語 第3377段 新聞歌壇の秀歌の作者に思ひを寄せて 星原二郎第3377段 新聞歌壇の秀歌の作者に思ひを寄せて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年10月上旬の或る日 某新聞歌壇の歌を読みて 歌を 如何ならむ 歌人なりやと 読み終へて 年齢住所に 頬杖を衝く と詠み、見ず知らずの歌人に対して親近感をいだき 会ひて歌のこと、人生のことなど語りたき衝動を覚ゆれど 今の世は個人情報保護法もあり安易には知る事が叶はねば 更に頬杖を衝き妄想に近き空想の世界に遊びけり。