30代病院事務職員が見た「医療とお金のはなし」
Amebaでブログを始めよう!

少し前の平成24年にこんな記事がありました。
東京DMAT 平成24年度中に全ての東京DMAT指定病院にDMATカーを配備」と。

まずDMAT(Disaster Medical Asistance Team)とは、災害派遣医療チームの略称で、災害が起きたらかけつけますよっていうチームです。

んで、DMATカーっていうのが、災害時用の救急車のことです。

そんでDMAT指定病院っていうのが、災害のときに頑張ってねって言われている病院です。


まさに災害時の医療の最前線!DMAT!

さて、そんなDMATなんですが、どのぐらいお金がかかっているのでしょうか。DMATカーは1台約2500万円。高けぇ。。。フェラーリ買えるな。。。

東京DMATでDMAT指定25病院にDMATカーを全て配置した場合、

2500万円 × 25(病院数) = 6億2500万円 

うわー、東京都だけで6億2500万円。ちょっと使い過ぎじゃないっスか!?

では、もし日本全国に配備した場合はどうなるのでしょうか。日本全国でのDMAT指定病院数が調べても見つからなかったので概算で計算します。

北海道DMAT指定病院が37病院。
沖縄のDMAT指定病院が14病院

んー何となく少なくても各都道府県15箇所ぐらいがDMAT指定病院なのかなと。

2500万円(1台) × 47(都道府県) × 15(各都道府県DMAT指定病院概算平均) = 176億2500万円

日本全国のDMAT指定病院にDMATカーを全て配置すると、少なく見積もって 176億2500万円 みたいです。車だけで。

ちょっと176億円が想像できなかったのですが、
1年間、毎日5000万円使ったらだいたい176億円ぐらい。。

さて、もちろんDMATカーという車だけでなく、DMAT研修会などもっとお金が使われていることでしょう。

もちろん基本的には税金からですが。。。

なんて言いますか、おそらく実際には役に立たないでしょう!普段使わないものは、緊急時に多分使えねぇよ!って感じです。