瀬織津姫とは知る人ぞ知る

謎の神様です。

 

数多くある祝詞の中で

もっとも大切な祝詞の一つ

大祓詞に登場するのですが、

 

古事記にも日本書紀にも一切登場しない

不思議な存在です。

 

私の知り合いにも

瀬織津姫の大ファンの方がいて、

瀬織津姫を追って

全国を飛び回っています。

 

伊勢神道を伝える

神道五部書の中には

 

別宮の荒祭宮にお祀りされている

 

「天照大御神荒御魂」が瀬織津姫と書かれています。

 

他には、内宮の摂社に

蚊野(かの)神社があるのですが、

この神社にお祀りされている神様の名前が

 

大神御蔭川神といいます。

 

大神といえば、天照大御神

御蔭ということで隠された?隠れた?らしい。

そして、地元の人の話しでは、

蚊野神社の前を流れる

外城田川はかつて別名「はやかわ」と呼ばれたそうです。

 

大祓詞にある

「速川の瀬に坐す瀬織津姫という神…」

 

江戸時代の外宮祀官、出口延経は

蚊野神社の御祭神は瀬織津姫と言っています。

 

話しは別の神社になりますが、

内宮の境内に瀧祭神という神社が

五十鈴川沿いにあります。

「所管社」という扱いで、

125社の中でも、下の方の格のグループなのですが、

なぜか、別宮に準じて祭典が奉祀される特殊な神様なのだそうです。

そして、この近くには祓所があるのだそうです!