伊勢御師 宮門こと林真司です。
前回の続きです。
天照大御神の生きた御霊(みたま)が宿っている八咫鏡ですが、
日本神話に登場します。
天照大御神が、弟の須佐之男命の乱暴に激怒し
天の岩屋戸に閉じこもってしまったときです。
物語の詳細は省きますが
天照大御神を岩戸から引き出すために作られた道具の一つです。
そしてそれは、天照大御神の孫の邇邇芸命が
この地上に降りてくるときに
三種の神器のひとつとして、
天照大御神が邇邇芸命に授けました。
その時に、三大神勅として
3つの言葉も授けます。
①日本はわたしの子孫が天皇となる国です。天つ神こころで治めるならば、その地位は天地とともに極まりなく栄えることでしょう。
②この鏡をわたしだと思って大切にまつりなさい。
③わたしが高天原で育てた神聖な稲穂をあなたに授けましょう。
この三大神勅が地上に降りてくる邇邇芸命に込めた想いです。
邇邇芸命と供に地上にきた八咫鏡のその後は
次回に続きます。