最初のご紹介はコレ!
石川県松浦酒造「獅子の里」の純米大吟醸 愛山 参年熟成原酒です。 
お米はべっぴん愛山、だけれど香り控えめですこうし懐かしい吟醸感。あとからじんわり香りが追いかけてきてしっとりと美味しい…。ん、なんだか面白い~。
と思ったところで「なんか酵母を間違えちゃったらしいんだよね~」という社長のぷち情報がっ。
「???」
というわけで、お蔵元の松浦様に電話でおききしてみました。
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― このお酒をつくるきっかけと経緯は?
もともと愛山に思い入れがあり、十四代の高木様から愛山を分けてもらいました。
「愛山で料理を引き立てる食虫酒を」という高木様からのオーダー(?)もあり、プレッシャーを感じ(つつ、意気をあげて)仕込みに。
酵母は金沢酵母で!と決めて手配。そのスラント(酵母をいれた試験管)を冷蔵庫に入れました。ラベルを貼らずに…。
― わわっ、それがもしや…
冷蔵庫にはラベルのないスラントがふたつ。
ひとつは使用する予定の金沢酵母。もうひとつは熊本酵母の原株でした。
― 原株とは?
純正酵母ですね。普通は保存しておくもので通常の仕込みは培養したものを使用します。
たまたま同じメーカーの試験管で区別がつかなくなってしまって。
― (ドキドキ)確率50%ですね…
仕込みの最中に気づきました。醪の酸が強く、酵母がねむりすぎ(保管期間が長すぎ)てふくらみがなくなってしまって…。
思い出の詰まった熊本酵母の原株。とても思い入れがあったので記念に袋絞りにしました。
それでもしぼりたては納得できる仕上がりではなく…。
そこで三年寝かせて…。
― 色々な偶然が重なってうまれたんですね。
はい、香りが少ないけれどないわけでなく、あとからふわりと広がる不思議なお酒になりました。
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失敗は成功の元!?
最後に「深呼吸できるお酒をつくりたいんです」とおっしゃっていたのがとても心に残り 、穏やかで淡々とした口調の中にも酒造りに対する熱い思いを感じました。
「獅子の里」の純米大吟醸 愛山 参年熟成原酒
720ml 3,000円
伊勢五本店のみの取り扱いです。
>松浦様
仕込みのお忙しいところお話いただきありがとうございました!