【独自】予備自衛官など400人超が応募 能登半島地震の支援活動のため招集(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース 

 

 今回の能登半島地震でも即応予備自衛官・予備自衛官が招集されました。

 年間30日の訓練メニューをこなす即応予備自衛官、そして今回、予備自衛官の中でも民間人から技能公募(医師、語学、弁護士、電気など幅広いジャンルがあります)採用の中からお医者さんらが招集されたようです。

 

 ちなみに予備自衛官らが災害に招集されたのは、東日本大震災が初めてで、即応予備自衛官は熊本地震、西日本豪雨、北海道胆振(いぶり)東部地震などでも招集されています。

 実際に招集される予備自衛官になってきました。

 

 即応予備自衛官・予備自衛官の制度そのものは、毎日新聞のこちらにわかりやすく紹介されています。

台風19号で招集された予備自衛官とは | 3分でわかる政治の基礎

知識 | 毎日新聞「政治プレミア」 (mainichi.jp)

 

 私が聞いた話は「以前は予備自衛官はいるだけでいいという考えだったが、イラク派遣などで活躍する外国の予備役を見て、防衛省も考え方が変わった」という話です。外国ではもっと予備役の数は多いです。

 

 私の考える予備自衛官制度の一番の課題は知名度。

 私は学生時代4年生の夏と春休みで「予備自衛官補」の訓練を受け、任官されました。

 私が新卒の就職活動の時は企業の人事担当者が予備自衛官制度自体を知らないので面接の時間がほとんどその説明で終わってしまい自分のPRができなかったのが苦い思い出。

 昔は、5日間の訓練に出頭するのも理解のない会社もあると聞きます。「働き方改革」で、少しは環境が変わったでしょうか。

 むしろ国防の義務を神聖なものと考える外資系の方が理解があるという話も。

 

 もう少し経済界・また商工会などの団体を通じて、この制度の周知・理解を求める必要があると思っています。かくいう自治体も取り組まねば。

 学校現場で自衛隊の事を教えない日本。

 まだまだ課題は多いです。

 

 予備自衛官補訓練の体験記としてはこの本が有名。