川越の神社の宮司さんの手記。
「政治と宗教」が話題の昨今。
「宗教法人に課税を」という人もいますが、それをやったら全国の中小の神社の運営が厳しくなり、明治の廃仏毀釈・神社統廃合以来の寺社がつぶれることになります。
著者も副業をしながら神主をし、それも複数の神社を掛け持ちしている状態。
神棚を置く家庭や企業も減り、地鎮祭を行わないケースも増え、少子化で七五三も減り、結婚式も結婚式場のチャペル風式場が多くなったりと(もっとも神社での結婚式は明治33年以降のこと)神社の運営が厳しくなる昨今。
改めて神社について考えさせられる一冊でした。