安倍元総理に一番近い記者の一人とされるNHK出身の岩田明子氏の著書。

 この本からは「第3次政権」を安倍元総理が念頭に置いて活動し、そして台湾有事を想定して動いていたことが伺える。正直、本人も「第3次政権」がいよいよ本番で、集大成を狙っていたのを感じる。

 そして憲政史上最長の記録を獲得した安倍政権の軌跡を記者の目から振り返る。

 

 もうすぐ安倍元総理の暗殺から1年。

 日本会議など保守派の国民運動もそろそろ「安倍ロス」から卒業しないといけません。

「安倍さんが生きていれば」と思う時は私もたびたび、あります。ただ政治の世界は「死せる名君より、生きる暗君」の世界でもあります。

 それだけに惜しまれる。そう思えた一冊でした。

日本維新の会として安倍元総理の一周忌を受けての声明。