9月末に予定されていたものの、コロナ禍の影響で延期になっていた産業団地整備事業の説明会が実施されていたので、「傍聴」に行ってました。あくまで私のだいたいの目算ですが、約70人前後の方が参加されていたように見えました。市のホームページによる発表だと、50名強の方が参加されていたとのこと。
一番、疑問に思ったのは事業の主体の県の職員の出席がなかったこと。
欠席の理由は「実施設計が遅れているため」との説明があったとのこと。
しかし、設計が固まってしまう前に説明を聞いて意見をしたいのが地域住民の思いではと思います。
富士見市議会は今年3月、事業主体である県による説明会をセッティングするよう求める市民からの陳情を全会一致で通しています。こうしたことからも、私は「県職員の出席が当然ある」と思っていただけに、この点が一番残念でした。
「工事に着手前には県による説明会が行われる」とのことでしたが、説明会の中では具体的な時期は明示されませんでした。しかし、工事着手前では大きく仕様を変えるのもできないですし、どうなのかと思います。
地域の方が一番不安に思われているのは治水の面です。昨年実施された説明会よりは治水対策についての資料は充実されていました。
調節池の容量などは県の基準は満たしているものの、「想定している1時間当たりの降雨量は?」との質問に対して「県ではそれを公表していない」旨の回答が。近年の温暖化に伴う異常気象やゲリラ豪雨などにはどうなのか、これでは住民の不安を払しょくできないと感じました。
予定地の近隣の皆さんが安心できるような環境が整備されるよう引き続き取り組みます。