過日、反対票を入れた針ヶ谷コミセンの指定管理者議案。
今回、事業者は指定管理料が従来、約2200万円前後だったシルバー人材センターから、年間約3200万円の事業者に変わることになります。
委員会で「市が直営でやると4000万円程かかる試算」との答弁がありました。それを根拠に「市が直営でやるよりはコストが低くすんでいる」という説明を市民にしている市議がいますが、今さらですが、これにはトリックがありました。
平成19年12月、針ヶ谷コミセンを指定管理者制度へ移行する際の総務常任委員会の会議録によると
指定管理者制度導入前は
職員1名、臨時職員2名の体制(夜間受付はシルバー人材センターに委託)
費用も当時の政策財務課が出した数字として
平成18年度決算が2,505万1,820円、そのうち人件費が、924万4,087円(※夜間の受付はシルバー人材センターに委託し、その費用は維持管理費に入っています)
13年間での物価・人件費の上昇はあるでしょうが、4000万円まであがるものでしょうか。
今回の試算の前提は
「管理職1名 一般職1名、あるいは再任用1名で3名体制」とあり、
で合計4000万円です。
明らかに職員体制の前提が指定管理者制度移行前と異なる試算です。
(今、直営にしたらそれだけの職員を配置するということなのでしょうか!?)
「直営よりは今回の事業者でも安くなっている」というのは、過去の経緯と照らし合わせても、明らかに正確ではありません。
一部議員のこうした説明は市民を欺く行為に他ならなないのではと思うこの頃です。
これじゃあ、「直営に戻した方がいい」という共産党を批判できませんね。。。。