12月議会。陳情審査から。

 「叙勲祝賀会への市職員の対応の見直しを求める陳情」

 富士見市ではこれまで、元市議会議員の叙勲祝賀会の際に、秘書広報課の市職員が受付を手伝ったり、また事前の発起人による準備会議も市長が代表をしているとして、そこに同席する等していました。

 これに市民から「公務員は全体の奉仕者であるはずだ。勤務時間中にふさわしくない」と指摘が入ったのが今回の陳情です。

 若手市議の会等で他市の事例を聞いても「今時、富士見市はそんな古いことしているの?改めるべきでしょ」というご意見ばかり。近隣市でもこんな対応している所はありませんでした。

 委員会の質疑では「祝賀会当日、市職員はボランティアで受付・誘導を手伝った」ということですが、発起人準備会は「市長の公務にあたる。」と勤務時間中と、実にちぐはぐ感が否めない答弁でした。

 叙勲は大変御目出度いことです。しかし、その祝賀会に職員を動員するのは別の問題です。

 可否同数の後、議長裁決で陳情自体は不採択でしたが、市長の英断による今後の改善を期待したいと思います。