今日は参議院本会議が野田内閣への問責決議案で、もめるにもめて午前10時開会の会議が午後5時開会になりました。

 

 問責決議案ばかりがメインで報道されていますが、それ以上に重要な法案が多々あります。


 海上保安官の権限を強化する海上保安庁法改正案、特別区の新設にかかる通称「大阪都法案」と呼ばれる法案も本日、成立。

 あとは天皇陛下の御裁可を待つのみとなりました。

 そして地方自治法の改正案が成立しました。

 今回の地方自治法は鹿児島県阿久根市の事例(「市長が議会招集を拒否する」「専決処分の乱発」)などを受けたものです。


・首長が議会を招集しない場合は議長に招集権を認める

・通年議会を制度化する

・首長の専決処分の範囲を明確化

・専決処分が議会で否決された場合の処理を定める

・「政務調査費」を「政務活動費」にする

 など、議会制度改革が主な内容です。


 とくに「政務活動費」に関しては、しっかり議論していかなくてはなりません。しっかり「草の根」としての意見・考えもまとめていかなくてはと思います。