~今年は「選挙の年」~

今年、平成24年・2012年は「選挙の年」と言われています。

 本年中に、米・露・仏・韓・台湾と日本を取り巻く国や世界の主要国で大統領の選挙が行われ、また中国でも国家主席の交代が言われています。そしてわが日本国でも「政権再交代」のかかった「解散総選挙」の実施が予想されています。

そして富士見市にとって本年は市制40周年。7月には市長選挙と、それに合わせて市議会議員補欠選挙(現在欠員1)の実施が予定されています。

今年は世界にとっても、日本にとっても、富士見市にとっても「節目の年」になります。



~「選挙」にも改革を~

さて、選挙と言えば昨年7月の埼玉県知事選挙の低投票率(24.89%)が話題になりました。

昨年は4月には県議選が、7月には県知事選が行われるというスケジュールでしたが、埼玉県全域単位の選挙をほんの3カ月おきに行うというのは、なんとも効率の悪いことだと思ったのは私だけでしょうか?

もし同時に行えば、注目も高まって投票率も上がります。また投票所に足を運ぶ有権者の手間も、また選挙の事務を担当する行政の手間も省く事が出来ました。

選挙の執行にもお金(=私たちの税金)がかかります。知事選には約21億円、そして県議選には約19億円、合計約40億円の費用がかかっています。ちなみに、県議選と知事選を同時に行えば、費用が約10億円節約できます。(参照元:埼玉県議会会議録より:平成1812月定例会)

震災復興のため「増税」などと言われ、より一層の行革が求められる中、選挙制度も聖域ではありません。同時に実施できるように法改正などをやるべきだと思います。



~別々の選挙を同時にできたら・・・~

富士見市でも今年7月にある市長選挙のわずか9ヶ月後の来年3月には市議会議員選挙があります。もしこの二つの選挙を同時に執行できれば、財政の厳しい富士見市にとって、一体どれだけのお金(=私たちの税金)が浮くでしょうか?

 四国・香川県の東かがわ市では、昨年、4月に行われる市長選挙と11月に行われるはずだった市議会議員選挙を同時にできないかという議論がされ、結果、市議会が市長選挙に合わせて「自主解散」(※ 裏面に記載)することで、二つの選挙を同時にし、約2000万円の費用を節約しました。人口が3倍以上ある富士見市ならば、それ以上の金額を節約する事が可能でしょう。

(※「自主解散」とは・・・・地方議会は4分の3以上の議員が出席し、その5分の4以上が賛成すれ、自主的に「解散」(=選挙)する事ができます。)



 もちろん簡単にできるものではありません。東かがわ市では4年前は自主解散の決議案が否決されるなど、議論の開始から実現まで約4年かかりました。

富士見市でも、今から議論を始めれば次の4年後の選挙には間に合うのではと考えます。



 こうした根本的な改革・見直しこそ必要だと、いせだ幸正は考えます!