今日は、定例会で練習へ参加できませんでした。。。
練習の話はかけないので、、、
脱線しそうですが・・・・少しお付き合いください・・・
名作映画と心に響くメロディ
先日、NHKのテレビで「名曲アルバム」をやっていました。流れてきたのは「シェルブールの雨傘」。
懐かしい旋律に、思わずチャンネルを変えずにしばしそのまま聞き入ってしまいました。
私はどうも物語を覚えるのが苦手です。どんなに感動した映画やドラマでも、すぐに忘れてしまう。歳をとったせいなのか、最近は「ひょっとして病気なのかもしれない……」と思うこともあります。いわゆる「物語健忘症」とでもいうのでしょうか。
この映画『シェルブールの雨傘』といえば――
ヒロインはカトリーヌ・ドヌーブ、音楽はミシェル・ルグラン。
全編セリフなしのミュージカル映画で、確か初めてのスタイルだったかと思います。そして冒頭は、雨の降る中、石畳に現れるカラフルな傘の花……。
このメロディを聞くと、物語はすっかり忘れていても、なぜか胸が締め付けられます。悲恋の物語。
田舎町で、全体はモノトーンなのに衣装などは鮮やかだったという印象があります。冒頭の傘もそうでした。
雨の日の憂鬱は。。。。
私はなぜか雨が降ると気持ちが沈みます。なぜだろうといつも考えてしまうのですが、ひょっとするとこの『シェルブールの雨傘』のせいなのかもしれないと最近思うのです。
物語はかなり過酷なものだったのでしょうか? 思い出せない……。
過酷すぎて思い出せないのかもしれません。本当は、思い出したくないほど辛い物語なのでしょうか。
皆さんも、自然と涙が流れるメロディの一つや二つ、いやそれ以上、心の中に秘めておられるのではないでしょうか。
映画のテーマ曲は、その映画を彷彿とさせてくれます。特に昔の映画には素敵な音楽がついているものが多いです。もっとも、私は最近の映画をあまり知らないのですが……。以前、このブログで『ニュー・シネマ・パラダイス』の映画についても、同じようなことを書いた気がします。
テーマ音楽は、瞬時に我々をタイムマシーンのように容易にその時代、その国、その人々のところへ連れていってくれます。その空気、香り、匂い、光を纏って。人間の五感をフル動員させて連れ出してくれるのです。
変わりゆく私たちと、変わらない映画の世界
映画って、何年、何十年……何百年経っても変わりませんね。
映写時間も、人物の動きも、音楽も、フィルムに焼かれたまま、そのままあり続けます。当たり前ですが、とても不思議だとは思いませんか?
そこに現れる人々は永遠にその歳で、老けることはありません。風景も建物も然りです。まるで時代を超えたタイムカプセルですね。
なかなか開けられない映画もあれば、頻繁に開けられる映画もあります。
映画は変わりませんが、見る私たちは常に変化し、移ろっています。だからこそ、見るたびに以前と違った印象や発見があるのだと思います。
突然ですが、小津安二郎監督の名作『東京物語』の話をさせてください。
この映画は、日本でも世界でも高く評価されています。初めて見た時は、「なんでこの映画がそんなに評価が高いのか?」と、あまり心も動かされなかったように記憶しています。
しかし、この老夫婦と家族の、どこにでもあるような物語を、小津さんは淡々と描いていきます。
私はこの年になって、彼が描きたかったことが少しはわかるような気がしてきました。それは時間と共に私が変質したのでしょうね。少しは世の中のこと、親子のこと、家族のことがわかってきたのかもしれません。
小津さんが描いた家族像は、制作されて70年経っても変わっていないのがわかります。それは家族の普遍のテーマが描かれているからでしょう。その核心をついているからこそ、世間の評価が高いのですね。
70年経って、私たちの生活は大変便利になりました。生活する環境、衣食住、思いも多様化しました。
しかし、昔も今も、そこで生活する人間は変わらず同じなのかもしれません。この映画のいろんな場面を見ていると、「そうだよな!やっぱり!そうだよな!」と頷いたり、共感したりします。
しかし、共感しながらも、「でもさ!」という気持ちが疼きます。
「本当は、違うよね!もっと……」と思うのです。人間の業なのかもしれません。
また、見るたびにわかってくる部分と、新たな疑問、まだしっくり心に染みない部分は、まだまだ私の修行や人生経験が浅い証拠なのでしょう。そのうち「そうだよね!」とガッテンする時が来るのでしょうね。その時を待ちたいと思います。
また、『東京物語』が観たくなりました!
シナリオは、小津さんと野田高梧さんの共作ですね。映画を見ずとも、シナリオを読んでも、映画のワンシーンを見ているような気分になります。独特な言い回し、リズム感がいいのです。
そういえば以前、図書館で『東京物語』のシナリオ本を借りて読んだことがありました。
ちなみに、小津さんの映画の音楽はあまり覚えていません。やはり、小津さんの映画はシナリオ、写真、小道具、俳優が秀逸ですから……音楽はあまり前に出しゃばらないようです。
「こすもす」の音楽とともに
話が飛んでしまいましたが、「こすもす」で演奏する曲は、私たちが歩んできた傍らで私たちを彩ってきてくれた珠玉の名曲たちですね。
どれもこれも、だから愛おしいのかもしれません。そして懐かしい。
元気になったり、悲しくなったり!
何か特別なものではなく、時代の流れの中で生まれてきた、その時代に輝いた曲たちです。
その輝きとともに私たちも輝いてきた。そしてこれからも――輝き続けます。曲も、私たちも。
オチになったか??
なんちゃってね!