神社には、天津神(天孫族)をお祀りしている神社と、国津神(出雲族)をお祀りしている神社があります。
神田明神のご祭神である大己貴命(オオナムチノミコト=大国主命)と少彦名命(スクナヒコナノミコト)は日本の国造りに参加した国津神であり、大国主神(オオクニヌシ)から国を譲られた皇祖神である天照大神(アマテラス)は天津神になります。
東京における天津神と国津神の代表的な神社が
“明治神宮と神田明神” です。
明治神宮はアマテラスの子孫である明治天皇と昭憲皇太后がお祀りされています。
一般の人のルーツにも天津神系と国津神系があるようです。
それはその人の先祖が代々崇敬していた神様だったり、先祖の出身地に祀られていた神様だったりするのかもしれませんし、先祖のルーツそのものが、天津神だったり国津神だったりするのかもしれません。
天津神系の神社だと気持ちが安らぐけど、国津神系の神社だとなぜか親しみを感じないとか、またその逆もあります。
たくさん神社はありますが、自分の気持ちにしっくりくる系統のご祭神が祀られている神社に参拝すると、はっきりとしたご利益を実感できるのかもしれません。