帝釈天という仏さまはどのような仏さまなのでしょうか?
お地蔵さまや観音さまに比べるとお祀りされているお寺も少ないし、一般にはあまり馴染みのない仏さまなのかもしれません。
柴又帝釈天の場合、ご利益は「無病息災・延命長寿」となっていますが、『庶民仏教と法華信仰』(望月良晃著 世界聖典刊行協会)に引用されている「帝釈天王略御縁起」よると、次のようなお姿が見えてきます。
帝釈天王は33天の頂上である喜見城の大王であり、諸天善神の統率者であるため、日天子、月天子、妙見菩薩を初めとして、持国天、毘沙門天、広目天、増長天などの四天王に至るまで、みな帝釈天王の眷属となってすべての人々に恵みをさずける。
帝釈天は36の善神を派遣し、25の善神をはじめ法華経を受持する行者を加護させる。
この善神に百億恒沙の眷属があり、形をかくしてかわるがわる守護させる。
持国天は水難を除き、広目天は怨敵の難を退け、増長天は衆病を消除し、毘沙門天は夜叉の難を除かせる。
これらはみな帝釈天の勅命である。
この帝釈天を朝夕祈るならば、必ず病難、水難、剣難、盗難のさまざまな災難をまぬがれ、家門繁昌、子孫長久になること疑いない。
信心する者たちは、縁日は庚申の日と心得て、朝な夕なにに祈念をして、商売繁昌、祈願成就のご利益をいただくことが大切である。
さらに、『長阿含経』によると
仏教には自らの行いを慎む「斎日(さいにち)」という日があり、毎月8日・14日・15日・23日・29日・30日には、帝釈天の眷属である四天王が使者を派遣して、天下万民の所業を観察させる、といわれています。
帝釈天は33天の最高神であり、四天王を初めとする善神を派遣してさまざまな功徳を人々に与える一方で、万民の行いを監視し、善行を尊ぶ厳格な仏さまともいえそうです。
お地蔵さまや観音さまに比べるとお祀りされているお寺も少ないし、一般にはあまり馴染みのない仏さまなのかもしれません。
柴又帝釈天の場合、ご利益は「無病息災・延命長寿」となっていますが、『庶民仏教と法華信仰』(望月良晃著 世界聖典刊行協会)に引用されている「帝釈天王略御縁起」よると、次のようなお姿が見えてきます。
帝釈天王は33天の頂上である喜見城の大王であり、諸天善神の統率者であるため、日天子、月天子、妙見菩薩を初めとして、持国天、毘沙門天、広目天、増長天などの四天王に至るまで、みな帝釈天王の眷属となってすべての人々に恵みをさずける。
帝釈天は36の善神を派遣し、25の善神をはじめ法華経を受持する行者を加護させる。
この善神に百億恒沙の眷属があり、形をかくしてかわるがわる守護させる。
持国天は水難を除き、広目天は怨敵の難を退け、増長天は衆病を消除し、毘沙門天は夜叉の難を除かせる。
これらはみな帝釈天の勅命である。
この帝釈天を朝夕祈るならば、必ず病難、水難、剣難、盗難のさまざまな災難をまぬがれ、家門繁昌、子孫長久になること疑いない。
信心する者たちは、縁日は庚申の日と心得て、朝な夕なにに祈念をして、商売繁昌、祈願成就のご利益をいただくことが大切である。
さらに、『長阿含経』によると
仏教には自らの行いを慎む「斎日(さいにち)」という日があり、毎月8日・14日・15日・23日・29日・30日には、帝釈天の眷属である四天王が使者を派遣して、天下万民の所業を観察させる、といわれています。
帝釈天は33天の最高神であり、四天王を初めとする善神を派遣してさまざまな功徳を人々に与える一方で、万民の行いを監視し、善行を尊ぶ厳格な仏さまともいえそうです。
