ご利益にも気づきやすいご利益と気づきにくいご利益があって、願い事が叶ったという内容ならばすぐに自覚できますが、その一方で本当だったら災難や不運が降りかかるはずだったのに未然に防がれたというものは、なかなかその時は分からないものです。


平穏な日常生活を送れているということの中にも、「もしかしたら災難に見舞われないように守ってもらっているのかもしれない」と思うことで感謝の念も生まれます。


将門塚のご利益は一般の神社のように「○○に効果がある」と具体的に挙げることは難しいかもしれませんが、東京に住む人々の「東京の繁栄を守ってほしい」という無意識の願いを託されて、今も新しい神話を生み続けているのかもしれません。