ところで、平将門の北斗七星伝説が登場したのは、ホラー伝奇作家の加門七海氏が1993年に出版した『平将門は神になれたか』(文庫化にあたって『平将門魔方陣』に改題)が最初でした。
テレビ番組の中に出てきた北斗七星を形作る七つの神社は本の中に出ている神社と同じであり、そのため番組では取材NGだった2カ所目の神社の名前も判明します。
その神社は、新宿区西早稲田にある水稲荷神社でした。
ところが調べてみると、ほかの神社は将門公の鎧や兜、体の一部分や御霊を祀っていたり、将門公に関する伝説があるのですが、水稲荷神社だけは将門公に由来するものが何にもありません。
それなのに、なぜこの神社が北斗七星を形成する場所のひとつに選ばれたのでしょうか?
どうも加門氏は“北斗七星にそっくりの形が出来るから”という理由だけで、この神社を入れてしまったようです。
番組では“将門公ゆかりの神社”という条件に合わないので、“取材NG”ということにして紹介しなかったのかもしれません。
北斗七星がつながらないところを見ると、“ 徳川幕府が江戸を守るために北斗七星で結界を作った”ということは事実ではなく、著者の壮大なロマンだった気がします。
テレビ番組の中に出てきた北斗七星を形作る七つの神社は本の中に出ている神社と同じであり、そのため番組では取材NGだった2カ所目の神社の名前も判明します。
その神社は、新宿区西早稲田にある水稲荷神社でした。
ところが調べてみると、ほかの神社は将門公の鎧や兜、体の一部分や御霊を祀っていたり、将門公に関する伝説があるのですが、水稲荷神社だけは将門公に由来するものが何にもありません。
それなのに、なぜこの神社が北斗七星を形成する場所のひとつに選ばれたのでしょうか?
どうも加門氏は“北斗七星にそっくりの形が出来るから”という理由だけで、この神社を入れてしまったようです。
番組では“将門公ゆかりの神社”という条件に合わないので、“取材NG”ということにして紹介しなかったのかもしれません。
北斗七星がつながらないところを見ると、“ 徳川幕府が江戸を守るために北斗七星で結界を作った”ということは事実ではなく、著者の壮大なロマンだった気がします。