パワースポット巡りの楽しみの一つに門前のお店での飲食やおみやげ購入があります。

老舗や有名店がたくさん軒を連ねる浅草寺門前では、帰宅してから
食べる自分用のおみやげとしてお芋の和菓子が結構おススメです。

もともと江戸の寛政時代に川越のさつま芋が江戸で大ブームになったためか、現在でも知っている範囲では3軒のお店がそれぞれ特長のあるお芋の和菓子を販売していて、浅草寺に参拝した折にはついつい買ってきてしまいます。


老舗の“舟和”では有名な「芋ようかん」がやっぱりおススメで、甘さをおさえて素材がもつ素朴で自然な風味をそのまま生かしているため、いつ食べても飽きがこなくてとても美味しいです。

以前、おせち料理の栗きんとんを家で作ったとき、砂糖を加えていないさつま芋のきんとんの甘さが「芋ようかん」の甘さと同じだったので、「自然の風味を生かしている」ということは本当だったんだ、と妙に感動しました。


“おいもやさん 興伸”では何と言っても「大学いも」がおススメです。
ほくほくした柔らかいさつま芋と甘いミツが絶妙なバランスを保っていて、何個でも口に入りそうな気がします。
グラム単位で少量から購入できるのも嬉しいところです。


“満願堂”は「芋きん」が有名です。
これはお芋のきんつばで、きんつばの中身の餡子がさつま芋になっていて、こちらも芋本来の味わいを生かしています。
商品に入っている解説には、浅草吉原の花魁や太夫達の心を捉えたのがこの「土手のきんつば」だったとあり、真偽はともかくとしても夢のような話が書かれてありました。


これらのどのお店も、“舟和”は「芋ようかんとあんこ玉」、“おいもやさん 興伸”では「大学いもとスイートポテト」、“満願堂”では「芋きんと小豆餡のきんつば」といったような詰め合わせを販売しているので、初めて買う際には二種類の味が楽しめるこちらの方がおススメです。

“満願堂”と“おいもやさん 興伸”の浅草公会堂前のオレンジ通り店は二軒が並んでいて、夜8時まで開いているので買いやすいです。

ちなみに、通りをはさんだ斜め向かいには「舟和 本店」があります。