金山神社のご神体は金属製の“男性シンボル”で、そのレプリカが本殿脇に鎮座しています。


 

近世まで日本各地に分布していた民間の性神信仰は、明治維新後に淫祀邪教の典型として弾圧されたため、ほとんどが廃棄されたはずでした。

それなのにこんな都会にも残っていたとは!とても意外でした。

金山神社の歴史を紐解いてみると、案の定明治以降寂れていましたが、昭和40年代くらいから性信仰が残る神社として外国の民俗学者たちから注目されるようになり、それをきっかけに新たに信者組織としての講が結成され、年々祭事も盛大になっていったようです