それでは、なぜご祈祷してからある程度の時間が必要なのかというと、産土神社を含め比較的大きな神社のご祭神は、“天の時”を見計らってご利益をくださるからのようです。

“天の時”とは「神様のご利益が個人的にも社会的にも一番効果的に生きる、最高のタイミング」のことになります。

ご利益を受け取る側は、その“天の時”が来るまでじっと待つ必要があるのです。

待つ時間の長さは、お願いしたご祈願の内容によって違ってきます。

良縁や就職、独立や開業などの数年間のスパンで考えるテーマなのか?

転職などの数カ月~1年ぐらいのスパンで結果を出すべき問題なのか?etc.

少なくともそのスパンの間は“待つ”という心構えがいるようです。