人はふだんどおりの生活が順調に送れているときは別に何も感じないかもしれませんが、桧前浜成・竹成兄弟のように、仕事の面で行き詰ったり、また仕事以外の面においてさまざまな困難に直面したとき、今までの生活を見直さなければならなくなります。

たとえそのようなときでも、兄弟の網に人型の像がかかっていたように、将来の方向性についてすでに何らかのメッセージが示されている可能性があります。

ところが、自分が進みたい方向と違っていたり、直接生活の糧として役に立たない場合、無用のように思え、つい見過ごしがちになります。

兄弟の網に何回も同じ像がかかったように、周囲で似たことが何回も起こったり、同じようなことを何回も言われたりした場合、たとえその時は関心がなくても、少し気にしてみたり、耳を傾けてみたりすれば、将来に向けての意外な展開が待っているのかもしれません。