“本当の”姥ヶ池伝説 その３

このように、一般に流布されている説話では悪人になっていた姥と娘が、じつは観音さまの使者で善人だったなんて、「目から鱗」の驚きでした。

でも、後者の方がハッピーエンドなので、信仰の場所にはこちらの方が似つかわしいのではないでしょうか？

ちなみに、正しい説話の方も一部の人には知られていたみたいで、この話の主人公である沙竭羅龍王さんは浅草寺のお水舎でその凛々しいお姿を拝見することができます。