小さいお子さんがいる方の
子どもに対する教育や躾って
それぞれ悩みながら
やっていらっしゃると思います。
私の子育ての仕方についてですが
私自身が，何かをきっちりとできる
人間ではなくて，やる気にならないと
何もできないような人間なのです。
だから，生活の基本的なことを
きっちりすることがとても苦手です。
例えば，規則正しい生活
整理整頓，掃除・・・などなど。
できるようになったのは
仕事を始めて一人暮らしになって
結婚を意識し始めて，かな？
小さい頃は，母が仕事していて忙しく
家の中が散らかっていても
そんなに気にしないタイプでした。
母が片付けてくれることはなかったし
片付けないことでガミガミ言われることも
ありませんでした。
でも私は，やっぱり整理整頓された
綺麗な家がいい，とは思っていたけど。
小学生の頃から，洗い物や
掃除，洗濯などの家事を分担で
やらされていたけど
私にとっては苦痛でした。
苦痛だから，嫌になるという悪循環。
それが，大人になったら
不思議とできるようになったんです。
一人暮らしで
一人分だからかもしれないし
全体的に能力が上がっていたんじゃないか
と思います。
小さい頃の私には，やっぱり大変だった。
そういう意味で私は
息子に偉そうに言える人間ではない
という自覚がある，と同時に
大人になったときに
困らないようになっていればいい
と考えています。
だから，何か具体的なことをしなさい
と息子に言うことはないんです。
しかし，その放任をやりすぎて
乳歯はたくさん虫歯になり
なんども歯医者さんに行きました。
それが吉と出るか凶と出るか
わかりませんが
もう二度と歯医者さんに行きたくない
という気持ちから
永久歯は絶対に虫歯にならないように
しようね！って息子も
頑張って歯磨きしています。
掃除は，自分自身の体験から
体が小さくて
やることが苦痛で掃除に対する
ネガティヴなイメージがつかないように
息子にやらせたことがありません。
私が掃除をして
できるだけ家の中を綺麗な状態に保つ
ことを心がけています。
そうしていれば，大人になったときに
自分で掃除するんじゃないかなと。
そして，最近，学校の課題
というのでしょうか
土曜日は掃除をする
と自分で決めたようです。
土曜日は夫と一緒に
和室を片付けて掃除機をかけて
くれています。
やっていて息子が「楽しい」と
思えるように，というのがモットーです。
きっと，厳しく育てられている方からすると
甘やかせているように
見えるだろうな，と思う。
だけど，私の子育ての目標は
「嫌なことでも頑張る」
子に育てるのではなく
「なんでも楽しんで自発的にやる」
子に育つこと，です。
結婚して家事育児していて思うんです。
これを嫌々やるのと
楽しんでやるのとでは
天国と地獄ほどの違いだろうと。
私は
家族のために美味しいご飯を作ること
家族のために家の掃除をすること
家族のために洗濯して
夫のためにワイシャツのアイロンをかけること
全てが歓びで，愛する家族のために
できることがどれほど恵まれていて
幸せかというのを
大げさでなく，いつもいつも噛み締めています。
だから，家事育児に対価を支払う
というような発想を持つ人は
かわいそうだと思ってしまう。
いつもは私が配膳準備をするのですが
あるときの晩ご飯で
お箸が出ていないことがあって
息子が
「お箸ーーー」
と言うので，夫が
「自分で取りに行きなさい」
と言いました。
息子は嫌だと駄々をこねるから
私が持って行ってあげたんだけど
そのときに私が息子に言ったこと
「『お箸〜』って言ったら
ご機嫌でお箸を持ってきてくれる
女の子と結婚するんだよ」と。
一部の人からは怒られそうだけど
「お箸〜」と言われてカチンとくるような
イライラを撒き散らす女の子とは
絶対に結婚してほしくないですね。
この意見を聞いて怒る人は多様性を
認めない人なんだろうなと思います。
こういう考え方を他者が持つことを否定しない
ということが多様性を認めることだと思います✨
そして，息子にはこうも言っています。
「大人になったら大好きな人と結婚するんだよ。
大好きな人が見つかったときに
その人から好きになってもらえるように
なっていないとダメだよ。
大好きになった人に好きになってもらえない
のは嫌でしょ。
だから，強くなって優しくなって
賢くてかっこよくなるんだよ〜」
って。
子育てというのは
何ができるようになるか，じゃなくて
どんな人間になってもらいたいか
ということが大事なんじゃないかな
と思っています。
偉そうなことを言っても伝わらないから
背中を見せるしかない，と思いながら
がんばっています。
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