育児休暇中のことでした。

私は,妊活中から自然派に目覚めて

子育ても自然育児がいいなぁと

思っていました。

完全母乳に完全布おむつ。

我が子と目を合わせながらの授乳は

至福の時間でした。

今思い出しても,あの頃の幸せは

胸がじんわりと温まる宝物です。

 

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その頃ですが,自然療法で有名な

東城百合子さんの本を読みました。

大正14年生まれ(祖母と同級生)

先日,お亡くなりになりました。

 

この本ですが前書きだったかに

感動して胸が震えました。

引用しますね。

 

 

 

 

「(あるお母さんの集まりで)…

つまらない主婦の仕事より外に出て働くことで、

社会勉強もでき、豊かな生活もできるという。

いろいろな意見も出ました。

そうした意見が錯そうする中で私は考えました。

母親の本当の強みはどこからくるのだろうかと。

 

 

 

それは自分中心に考える理屈でなく、

全く己を無にして子どもを愛しぬくことが

できる母親の愛が、

すべての問題を解決するのだと私は思いました。

 

 

 

女はつまらない。

やりたいことも、

子どもや主人に束縛されてできないといいます。

自分を中心に考えるとそうですが、

愛は己を捨てさせます。

そんな見栄えのしない仕事を、

天は女性に忍耐してやることを託されました。

 

 

 

男にはこれはできないことです。

『ゆりかごを動かす手は世界を動かす』

という言葉がありますが、女の手は弱くても、

その手の一つ一つが世界を動かす手なのです。

私は女はつまらないと思いません。

女であることを誇りに思い、

育ちゆく2人の子どもを宝と思って育てました。

 

 

 

この二つの魂は、

天が私に下さった私の希望と光だからです。

皆さん、女の手は弱くても母は強いのです。

働くことも大切です。

でも、私たちは世界を動かす手の一つ一つとして、

これからも喜んで台所に立とうではありませんか。」

 

 

 

 

心が震えて泣いたし

今読んでも涙が出てくる。

何回読んでも涙がでる。

 

 

 

 

 

 

 

母親の強みはどこからくるのか。

東城百合子さんはこう言います。

「それは自分中心に考える理屈でなく、

全く己を無にして子どもを愛しぬくことが

できる母親の愛が、

すべての問題を解決するのだと私は思いました。」

「愛は己を捨てさせます。」

これを女として生まれた歓びであると

感じられるかどうか,ですが

いかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供よりも自分が大事と

公言してしまうお母さんもいるようです。

それすらも「自由」だと思います。

しかし,母親として,我が子のために

己を捨て去る,という愛。

その境地に至ることができるということは

至福,です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は,専業主婦は日本の宝だと思います。

公立幼稚園で関わったお母さん方の

精神的な豊かさに触れて感動しました。

自分よりも子供を大事にする。

そんなことは「当たり前」という世界でした。

だけれどもその「献身」

それに心が打たれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子育てや家事は,歓びです。

これを

「どうして女がやらないといけないのか」

と,家事をする度に

台所でご飯を作るとき

片付け掃除をするとき

買い物,洗濯をするとき

「女性は虐げられている」

「女性だけ損している」

と思っていたら,心がすり減ります。

それに,被害者的思考になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は「兼業主婦」です。

ワーママという言葉は

あんまり好きじゃない。

いくら仕事をしていても

「主婦」でありたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主婦ってどういう意味だろう。

今,ググってみました。

多少ぶれるみたいですが

これがいいな。

ツイッター上で見ましたが

「妻は夫の添え物」という考えがあるとか?

今時,何を言っているのでしょうね。

そんな風に考えている人に驚きです。

一家の主人は夫。

私は,夫の妻で「家事をきりもりする人」

添え物ではありませんね。

家の中が主婦によってきりもりされている。

きりもりとは

「物事をうまく処理すること」

ということですので。

主婦のおかげで家庭内がうまく処理されている。

いいな,と思う✨

家庭内をきりもりする,このイメージだと

財布を握っている感じがしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに,ウィキペディアではこうでした。

これはちょっと足りない。。

英語から日本語に訳しているから?

知らんけど。

これだったら,やっていることは家政婦と

同じだよね。

先ほどの,主婦は家庭内をきりもりする人

であれば,家政婦を雇ったとしても

雇う判断とか,週に何時間来てもらうか

その給料はいくらだとか

そういったことを処理していれば

家事,育児をしなくても

立派な「主婦」ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィキペディアの「主婦」って

うーん,いわゆる日本の主婦ではないですね。

そういう言葉の意味合いでも

違ってくるんだな,と今気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は,土曜日は夫に息子を任せて

仕事に出かけています。

日曜日をお休みにしていますが

毎週日曜日には,夫のワイシャツを

5枚,アイロンがけします。

ワイシャツの素材は綿100%

その方が,仕事中のストレスが減るかな?

と思って,私が選んでいます。

クリーニングは,出しに行く手間もあるし

お金もかかるし

クリーニング溶剤で洗ったものよりも

ナチュラル洗剤で洗った方が

着ていて気持ちがいいだろうって思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして,ワイシャツのアイロンを

かけているときは

いつも家族のために働いてくれて

ありがとう,という気持ちが湧いてくるし

愛情をもってアイロンがけしたら

仕事中も応援している,感謝している

というエネルギーが伝わるかな

だったらいいな,と思っています。

洗濯するときには,酸素系洗剤で

襟元と袖口をつけ置きしてから

あとは洗濯機。

5枚のワイシャツのアイロンがけは

どれくらいかかっているでしょうね。

計っていないからわからないけど

40分くらいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休日に夫のためにアイロンがけができる

その時間が,私にとっては

とても豊かな時間です。

金銭に換算する必要もないし

換算できない。

歓びでしかないのだもの✨

愛と歓びの下で,家事をする。

主婦って素晴らしい。

日本の主婦は宝です。



『ゆりかごを動かす手は世界を動かす』

という言葉がありますが、女の手は弱くても、

その手の一つ一つが世界を動かす手なのです。」


 

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