勤めに出ようとしたところ、母に呼び止められた。
「ヤキソバがあるから食べていきなさい、昨日の残りものだけど」
《有り難くいただくことにした》
「マサルが結婚したのよ。式は挙げてないけど、写真があるから見てごらん」
《もちろん拝見しますとも》
和服の似合う若々しくてきれいな奥さん
その脇に立つモーニング姿のマサル叔父さんは満面の笑顔
奥さんの方に心持ち傾いている体に叔父さんの喜びを強く感じる
「そういえば、時々家にやってくる黒と白のノラ猫、お前も知ってるだろ?」
《ああ、あの小猫だろ?!》
「あんまりかわいいもんだからエサをやったことがあるんだよ」
《分かるよ、母さんも猫好きだからね》
「その猫がお向かいのサイトウさんちで小猫を産んだんだよ!それも3匹も!」
《えっ?ホントに?》
「この間、ミャーミャーと小猫の鳴き声がするもんだからね、外を見るとあの猫が小猫を一生懸命に舐めてやってるんだよ」
《この子を産みましたって母さんに見せに来たんだよ》
若い猫なのになんと義理堅い!
でも、まだ自分のところには挨拶がないなぁ
親子とも元気だといいんだけど…
「ヤキソバがあるから食べていきなさい、昨日の残りものだけど」
《有り難くいただくことにした》
「マサルが結婚したのよ。式は挙げてないけど、写真があるから見てごらん」
《もちろん拝見しますとも》
和服の似合う若々しくてきれいな奥さん
その脇に立つモーニング姿のマサル叔父さんは満面の笑顔
奥さんの方に心持ち傾いている体に叔父さんの喜びを強く感じる
「そういえば、時々家にやってくる黒と白のノラ猫、お前も知ってるだろ?」
《ああ、あの小猫だろ?!》
「あんまりかわいいもんだからエサをやったことがあるんだよ」
《分かるよ、母さんも猫好きだからね》
「その猫がお向かいのサイトウさんちで小猫を産んだんだよ!それも3匹も!」
《えっ?ホントに?》
「この間、ミャーミャーと小猫の鳴き声がするもんだからね、外を見るとあの猫が小猫を一生懸命に舐めてやってるんだよ」
《この子を産みましたって母さんに見せに来たんだよ》
若い猫なのになんと義理堅い!
でも、まだ自分のところには挨拶がないなぁ
親子とも元気だといいんだけど…