勤めに出ようとしたところ、母に呼び止められた。

「ヤキソバがあるから食べていきなさい、昨日の残りものだけど」

《有り難くいただくことにした》


「マサルが結婚したのよ。式は挙げてないけど、写真があるから見てごらん」

《もちろん拝見しますとも》

和服の似合う若々しくてきれいな奥さん

その脇に立つモーニング姿のマサル叔父さんは満面の笑顔

奥さんの方に心持ち傾いている体に叔父さんの喜びを強く感じる


「そういえば、時々家にやってくる黒と白のノラ猫、お前も知ってるだろ?」

《ああ、あの小猫だろ?!》

「あんまりかわいいもんだからエサをやったことがあるんだよ」

《分かるよ、母さんも猫好きだからね》

「その猫がお向かいのサイトウさんちで小猫を産んだんだよ!それも3匹も!」

《えっ?ホントに?》

「この間、ミャーミャーと小猫の鳴き声がするもんだからね、外を見るとあの猫が小猫を一生懸命に舐めてやってるんだよ」

《この子を産みましたって母さんに見せに来たんだよ》


若い猫なのになんと義理堅い!

でも、まだ自分のところには挨拶がないなぁ

親子とも元気だといいんだけど…

国分寺駅で見た金沢のキャンペーンポスター

旅館の女将の集合写真なんだが、

それに書かれていたキャッチコピーは

┌─────┐
│Lady Kaga │
└─────┘

お~い、ザブトン一枚もっといで~


なにやらハッピーな気持ちになりました。
溝の口にあるドトールコーヒー、

BGMで久しぶりにクローディーヌ・ロンジェの歌声を聴きました。

『男と女』

睦まじく囁き合う男女の会話が入っているナンバー


実は私、近々結婚します!

かれこれと10年間、仕事で多忙を極めた時も辛い時も、彼女は心のよりどころでした。

まずはなにかと口うるさい三人の姉、妹に彼女を紹介しました。

綺麗に片付いた家の中や手料理でかいがいしくもてなす彼女を見て、

「早く籍に入れてあげなさいよ」と励まされました。

妻に先立たれて3年、当初は大反対だった娘もようやく納得してくれました。

娘にはマンションも買ってやったことだし、

これからも私の人生です。

死が二人を分かつまで…私は幸せに過ごします。




以上は、マサル叔父さんの話!

姉である母から聞いたことを多少なりと脚色してありますが


どうぞお幸せに!

美味しいキムチをありがとうございます