こんにちは。

今日は、昨日に続きいいお天気です。

風も無く外で体を動かすと少し汗が滲むくらいです。

 

さて先日、本年も伊勢志摩国立公園のために尽力してくれている方(又は団体)に贈られる「石原円吉賞」の第6回表彰式が鳥羽マリンターミナル2階交流ラウンジで開催されました。

鳥羽市長を初め来賓の皆様、伊勢志摩国立公園協会の会員の方、そして、記念講演を目当てにお越しいただいた方々にお集まりいただきました。

前半が記念講演、後半が表彰式でした。

記念講演のタイトルは、「式年遷宮とともに永遠に続く伊勢神宮の森林管理」、講師は神宮司廳営林部部長・松永彦次さんでした。

 記念講演

 

今年は、20年サイクルの式年遷宮の中間の年で、そろそろ次の式年遷宮への機運が高まりつつあるだけに大変興味深いテーマでした。「大正12年から始められた伊勢神宮の”森林経営計画”は、500年間の”持続可能”な長期計画で、天然林を守っていくことが伊勢志摩国立公園の保護につながっている・・・」など、これからの国立公園にとっても重要な指針となるお話しでした。

尚、ご講演の内容は、神宮支庁が発行している「瑞垣(みずがき)」令和5年秋季号・256にも寄稿されています。

 

記念講演に続いて、「石原円吉賞」の発表と表彰式がありました。

受賞は、「石原円吉賞」が2団体、特別賞が1名でした。

まず、伊勢神宮・外宮周辺で観光客のご案内をされている「お伊勢さん観光ガイドの会」の受賞です。

 お伊勢さん観光ガイドの会

 

代表して喜多島会長が受賞され、「平成7年の設立。年間約13,000人もの人々に神宮の成り立ちや営みをわかり易く伝え、伊勢志摩国立公園への関心や理解を深める一助となっている」とのスピーチもありました。

続いての受賞は、鳥羽市船津町で活躍されている「白瀧どんぐり小屋の会」です。

 白滝どんぐり小屋の会

 

受賞の後、代表の松本茂樹さんは、「観光素材に苦しんでいた地域に新しいスポットを生み出し、地域の交流人口を増やしていきたい」とのコメントがありました。

そして、特別賞は、伊勢志摩国立公園の魅力ある被写体に取り組み撮影されている志摩市の写真家・泊正德さんが受賞されました。

 

 泊正德さん

 

スピーチでは「伊勢志摩の四季折々の風景やそこに生活する人々の伝統文化を写真に収め伊勢志摩の魅力を発信していく」との熱い思いを語っていました。

受賞者・三者三様に伊勢志摩を愛する心が出席された皆さんに伝わり、回を重ねるたびにこの表彰式は盛り上がっていくように感じました。

 

表彰式が終わったところで、選考委員代表の総評があり、

受賞者を囲んで山本会長や来賓の方との記念撮影がありました。

 受賞者を囲んで記念撮影

 

風があり看板が吹き飛ばないか心配でしたが(笑)、鳥羽湾の絶景を背景に無事終了しました。

 

尚、関連イベントとして、翌日と翌々日にはクラフト教室も開催されました。

 クラフト教室「海山の恵みを使ったフォトフレーム作り」

 

 クラフト教室「石のお絵描き」

 

クラフト教室は、1階にある鳥羽ビジターセンター前で開催され、大勢の観光客と地元の子供たちで賑わいました。

「フォトフレーム作り」は伊勢志摩ふれあい推進協議会、「石のお絵描き」は上村ひかる先生の指導でした。ありがとうございました。

ちなみに、「石のお絵描き」に使用する石は、伊勢志摩国立公園内の海岸で集めた物です。集め始めると、色々な形や色の石がありついつい集め過ぎてしまいます・・・結局、一度に運べなくて集めた石を小分けして何度も往復する羽目に・・・(笑)。

 

ところで、「石原円吉賞」とは、伊勢志摩国立公園の指定に向けて尽力し、伊勢志摩国立公園協会の初代会長・石原円吉賞の名前に由来しています。

そんじゃ、また。

しげじい